圧力の練習問題です。学習のポイントは、公式を遣えるようになること、その性質までおさえておくといいでしょう。
圧力のポイント
- 圧力とは、単位面積(1m²や1cm²)あたりの力の大きさです
- 圧力を求める公式は、力の大きさ[N]÷面積[cm²]=圧力[N/cm²]または、力の大きさ[N]÷面積[cm²]=圧力[N/m²]
- 圧力の性質は、力の大きさと圧力は比例し、面積と圧力は反比例の関係する
- Pa(パスカル)と読みます。PaはN/m²と同じ圧力の大きさを表す単位です。つまり、1N/m²=1Pa
圧力と面積・力の関係
圧力と面積・力の関係を調べた実験結果
A | B | C | |
レンガの質量(g) | 2000 | 2000 | 2000 |
レンガがスポンジを押す力(N) | 20 | 20 | 20 |
レンガが底面積(cm2) | 200 | 120 | 60 |
スポンジのへこみ(mm) | 4 | 10 | 32 |
<結果>
- 押す力が同じでも、底面積が小さい圧力は大きくなり、スポンジのへこみ方が大きくなります。
<考察>
- 同じ大きさの力でも、力を受ける面積が小さいほど、スポンジのへこみ方を大きくなり、力の効果が大きくなります。
圧力の性質を利用した道具
- 画びょう…力が加わる面積を小さくした道具。弱い力で壁に穴をあけることができます。
- スキー…力が加わる面積を大きくした道具。力を分散させることで、雪に足がめり込むのを防ぎます。
圧力の練習問題
- 1平方メートルあたりの面積を、垂直におす力を何というか。
- 圧力を求める公式は?
- 圧力の単位を書け。
- 圧力は押している面の面積が小さいほど圧力面積が大きくなるほど、圧力は、どうなるか。
- 力を受ける面積が一定のとき、力の大きさと圧力にはどんな関係があるか。
- 力の大きさが一定のとき、力を受ける面積と圧力にはどんな関係があるか。
- 大気が物体におよぼす圧力を何というか。
- 大気の圧力の単位を、アルファベットで書け。
- 物体の重さが60kgで10㎡にこの重さがのしかかっているときの圧力を求めよ。
- 1気圧は( )hPaである。
圧力の解答
- 圧力
- 圧力=面を垂直におす力÷力がはたらく面積
- N/㎡
- 小さくなる
- 比例
- 反比例
- 大気圧(気圧)
- hPa
- 60(N/㎡)
- 1013
以上が、中1理科の「圧力の求め方」のポイント・練習問題となります。圧力の学習のときは、あわせて、水圧と浮力についても学習しておきましょう。
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