中学公民の「地方公共団体の仕事」についてまとめています、地方公共団体の仕事には、自治事務と国から委託された法定受託事務があります。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、中学公民の「地方公共団体の仕事」のまとめです。
地方公共団体の仕事
地方自治体は、住民の生活に密着したさまざまな仕事を行っている。そのほか国から委託された仕事もある。
自治事務
- 土木・建設・公園・道路・河川などを整備し、管理する。
- 教育と文化の振興・学校など、教育・文化施設を整備し、管理する。
- 地方公営企業の経営・水道・バス事業などの経営を行う。
- 警察と消防で、犯罪の捜査や災害を防止する活動を行う。
- その他として、産業の振興、ごみやし尿の処理などのほか、公害対策などの推進をはかる。
国から委託された仕事(法定受託事務)
- 国政選挙の事務
- 戸籍・住民登録などの事務
- パスポー トの交付
- 国の指定統計の事務
- 国道の管理
などを行う。
地方分権一括法
2000年4月に施行された地方分権一括法により、地方公共団体の固有事務だった公共事務と行政事務、国の委任事務のうちの団体委任事務は、地方公共団体が自由に処理できる自治事務となり、これまでの機関委任事務は、自治事務と国から委任される法定受託事務、国の直接執行事務に分けられた。この結果、国から委任された仕事の負担が減り、地方公共団体の独自性を発揮して自由に活動できるようになった。
以上が、中学公民の「地方公共団体の仕事」のまとめとなります。
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