中学2年生の国語(三省堂版)に収録されている内海隆一郎作『小さな手袋』は、少女シホと年老いたおばあさんとの交流を通じて、思いやりや後悔、成長を描いた感動的な物語です。物語は、シホの父親である「わたし」の視点から語られ、読者はシホの心の動きを間接的に追体験します。定期テストでは、登場人物の心情変化や物語の構造、象徴的な描写などが問われることが多く、特に記述問題での対応力が求められます。この記事では、過去の出題傾向を分析し、『小さな手袋』の定期テスト対策に役立つ頻出問題を用意しています。
小さな手袋の定期テスト過去問分析問題
教科書の「小さな手袋」の「こんなに寒くなっても~そのような自然さだった。」の部分を読んで、次の問いに答えなさい。
問一 「こんなに肌寒くなっても、おばあさんは雑木林に来てるのかい」とあるが、このときの「私」の気持ちとして最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア心配 イ不安 ウ呆れ エ怒り
問二 「二人分のおやつ」とあるが、誰と誰の分なのか。文章中から書き抜きなさい。
問三 「二人分のおやつを、ときおり妻が持たせてやっていた」とあるが、このときの妻の気持ちとして最も適切なものを次か一つ選び、記号で答えなさい。
ア シホがおばあさんに迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ち。
イ シホをかわいがってくれているおばあさんへの感謝の気持ち。
ウ おばあさんの足が早く治るように祈るような気持ち。
エ おばあさんとシホが仲がよいことにとまどう気持ち。
問四 「シホは遠慮がちに雑木林へ出かけた。そして短い時間で帰ってきた」とあるが、シホが短い時間で帰ってくるのは何のためか。文書中の言葉使って、二十五字以内で書きなさい。
問五 「娘の中で、何かが変化した」とあるが、シホにはその後どのような変化が表れたか。それがわかる一文を文書中から探し、初めの五字を書き抜きなさい。
問六 「これほどの衝撃」とあるが、その内容を説明した次の文の➊~➌の( )に適語を文章中から書き抜きなさい。ただし、➊は六字、➋は四字、➌は七字とする。
小さな手袋の定期テスト過去問分析問題
問一 ア
問二 シホ / おばあさん
問三 イ
問四 祖父に何かあったときに、すぐに駆けつけるため。
問五 東北から帰
問六
➊活発な笑い声
➋祖父の死
➌深い傷を刻んだ
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