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中3数学「標本調査のテストでよく出る問題」

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中3数学「標本調査のテストでよく出る問題」です。標本調査は、中学3年生の数学で学ぶ統計分野の重要なテーマの一つです。この単元では、「母集団」「標本」「割合」といった言葉の意味を正確に理解し、問題を解くための考え方を身につけることが求められます。しかし、「何をどのように計算すれば良いのかわからない」「標本調査の結果をどう解釈するのかが難しい」といった声をよく耳にします。

そこでこの記事では、テストによく出る問題を取り上げながら、標本調査の基本から応用までを分かりやすく解説していきます。「テスト本番で失敗しないためのコツ」や「よくある間違い」も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、自信を持ってテストに挑みましょう!

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【問題】標本調査のテストでよく出る問題

【問題】次の問いに答えなさい。
(1)次のそれぞれの調査は、全数調査、標本調査のどちらが適切ですか。
①学校で行う定期健康診断
②ある工場で製造された電池の耐久時間の調査
③新聞社が行う支持政党調査
④ある学校の入学試験

(2)ある中学校で、生徒のテレビの視聴時間を調べるために、100人の標本を選ぶことにした。ア~エのうち、標本の選び方として不適切なものはどれか記号で答えなさい。
ア3年生から100人選ぶ。
イ中学校の全生徒からくじで100人選ぶ。
ウ各クラスのある出席番号の生徒で100人選ぶ。エ塾に通っている生徒の中から100人選ぶ。

(3)袋の中に同じ大きさの赤玉と白玉が合わせて4000個入っている。この袋の中から、よくかき混ぜて無作為に20個の玉を取り出すと、白玉が3個あった。この袋の中には白玉がおよそ何個入っていると考えられますか。

(4)袋の中に大豆がたくさん入っている。この袋の中から100粒の大豆を取り出して青く染め、もとの袋にもどした。次に、袋の中をよくかき混ぜてから、小さな容器で大豆を取り出すと、青い大豆が4粒、ふつうの大豆が52粒であった。この袋の中にはおよそ何粒の大豆が入っていると考えられますか。

(5)箱の中に同じ大きさの青いビーズと赤いビーズが合わせて500個入っている。この箱の中から、よくかき混ぜてひとつかみのビーズを取り出し、青と赤のビーズの数を数えてもとにもどす。この操作を5回くり返すと、次の表のようになった。この箱の中の青いビーズの数を推測しなさい。また、青いビーズと赤いビーズの数の比率は、およそいくらと考えられますか。

回数 1 2 3 4 5
青いビーズ(個) 38 46 39 41 39
赤いビーズ(個) 12 11 11 10 13
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【解答・解説】標本調査のテストでよく出る問題の解答

(1)
①全数調査
②標本調査
③標本調査
④全数調査

②全数調査では、販売する電池がなくなってしまう。
③全数調査では、時間や費用がかかりすぎる。

(2)ア、エ

アやエでは、標本がかたよっている。

(3)およそ600個

(袋の中の全部の玉の数)(袋の中の白玉の数)=(取り出した玉20個):(取り出した白玉3個)
だから、袋の中の白玉の数をx個とすると、
4000:x=20:3
20x=12000
x=600

(4)およそ1400粒

(袋の中の大豆の数):(青く染めた大豆の数)=(取り出した大豆全部の数):(取り出した青い大豆の数)
だから、袋の中の全部の大豆の数をx粒とすると、
x:100=(4+52):4
4x=5600
x=1400

(5)
青いビーズの数…およそ390個
比率…およそ39:11

5回の合計は、青いビーズが203個、赤いビーズが57個。
500個のうち、青いビーズをx個とすると、
x:500=203:(203+57)
x=390.38…
このことから、青いビーズはおよそ390個と推測できる。

赤いビーズは500-390110(個)より、青いビーズと赤いビーズの比率は、390:110=39:11

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