「大地の変化」のまとめです。ここでは、地質断面図をもとにした地殻変動の歴史を読む問題がよく出題されます。また苦手の人も多く、差が出やすい単元となっています。それなりの準備をもって取り組む必要があります。それでは、中1理科の「大地の変化」のまとめです。
大地の変動
しゅう曲や断層などの原因となる地殻変動。
しゅう曲
地層の横方向からおしあう力がはたらき、地層が波打った状態になったもの。
断層
地層がある面を境にくいちがった状態になったもの。
<地層の重なり合う方>
- 整合…堆積が連続して行われる→地殻変動を受けなかった。
- 不整合…堆積に時間的中断があるもの→地殻変動を受けた。
露頭
がけや切り通しのように、地層の断面のようすが直接みられる所。
地層累重の法則
ふつう、下にある地層ほど古く、上にある地層ほど新しい。地層の対比は、各地点で柱状図をつくり、かぎ層を基準にして比べる。
地層断面図の見方
しゅう曲、隆起、断層、沈降、不整合になり、隆起という手順をとることが多い。
大地の変動(プレートの動き)
弧状列島は、弓のような形をした列島で、大地の変動が激しく地震や火山が多いのが特徴です。
- 海溝…海底にある大きな溝
- 海嶺…海底にある大きな山脈
- プレート…地球の表面をおおう70~100kmある固い岩盤。プレートは、海嶺で生まれ、海溝に沈み込んでいる。
日本付近のプレート
日本付近には弧状列島が並び、それにそうようにプレートとプレートの境と海溝がある。
ヒマラヤ山脈
インド半島をのせたプレートが、約4000万年前にユーラシア大陸をのせたプレートに衝突して、海底の地層を押し上げられてヒマラヤ山脈ができたと考えられている。
プレートの境目
プレートの生まれる海嶺とプレートが沈みこみ海溝が各プレートの境である。
以上が、中1理科の「大地の変化」のまとめとなります。