多くの品詞で存在し、識別が難しい問題の1つです。そんな識別の問題の対策の記事です。
「で」(助詞、助動詞、形容動詞、接続詞)の識別・見分け方
格助詞「で」では体現につき、次の意味がある
- 材料・手段=「~を使って」の意味
- 場所=「~において」の意味
- 原因・理由=「~のために」の意味
- 限度=「~までで」「~だけで」の意味
その他
- 接続助詞=活用語につく
- 断定の助動詞=「である」「だ」の意味
- 形容動詞の活用語尾=「~な」と言える。
- 接続詞=多くは文の初めにくる。
例文
- 紙で風船を作る。(材料・手段)
- 横浜で遊ぶ。(場所)
- 病気で休む。(原因・理由)
- 18時で打ち切る。(限度)
- 鳥が飛んでいく。(接続助詞)
- あれは赤でこれは白だ。(助動詞の断定)
- 教室は静かである。(形容動詞の活用語尾)
- で、これからどうする?(接続詞)
助詞「の」(連体修飾語、主語、体言、終助詞の見分け方
格助詞の「の」
- 連体修飾語を作る。=あとに体言がくる。
- 主語を表す=「が」に置き換えられる。
- 体言の代用=「(の)もの」「(の)こと」に置き換える
終助詞の「の」
- 主に、文の終わりについて、疑問、詠嘆、感動、強意などの意味を表す。
例文
- 夏の風が吹く。(連体修飾語を作る)
- 月の明るい夜。(主語を表す)
- 合格するのは困難だ。(体言の代用)
- なぜそこに行くの。(終助詞)
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