中2理科「乾湿計を利用した問題練習・ポイント」についてです。入試でもよく出題される問題の1つです。乾球の温度と湿球の温度差から湿度がわかります。そのあたりについて、練習をしていきます。それでは、中2理科「乾湿計を利用した問題練習・ポイント」です。
乾湿計の利用の解き方(手順)
- 乾球の示度にあたる気温を確認する。(気温=乾球の示度)
- 乾球の示度と湿球の示度の差を確認する。
- 乾球の示度とその差がクロスしたところが湿度となる。
乾湿計のポイント
- 常に乾球の示度は湿球の示度(温度)以上である。
- 乾球の示度と乾球と湿球の示度の差を湿度表にあてはめる。湿度が低いほど乾球と湿球の示度の差が大きい。
乾湿計の練習問題1

乾湿計その①
上の乾湿計を見ると、乾球が24℃、湿球が21℃を示していました。このときのときの気温は何℃か。また湿度は何%か。乾湿計を利用し求めなさい。
解答1
気温24℃
湿度75%
(解説)乾湿計では、乾球の示度が気温を表します。よって、気温は24℃です。また、乾球の示度が24℃、乾球と湿度の示度の差が24-21=3だから、湿度は75%です。
乾湿計の練習問題2

乾湿計その②
上の乾湿計を見ると、乾球が14℃、湿球が11℃を示していました。このときのときの気温は何℃か。また湿度は何%か。乾湿計を利用し求めなさい。
解答2
気温14℃
湿度67%
(解説)乾湿計では、乾球の示度が気温を表します。よって、気温は14℃です。また、乾球の示度が14℃、湿球の示度が11℃で、乾球と湿度の示度の差が14-11=3だから、湿度は67%です。
乾湿計の練習問題3

乾湿計③
ある日の12時の気温は34℃で湿度は46%でした。このとき、湿球温度計の示度は何℃であったか。またその理由を簡潔に述べよ。
解答3
示度25℃
理由:気温が34℃、湿度が46%であるので、温度差から乾球と湿球の示度の差は9.0℃とわかる。常に、乾球の示度は湿球の示度以上なので、34-9=25となり25℃となる。
乾湿計の練習問題4
乾湿計は、乾球の示度と湿球の示度の差から( )がわかる。また、アネロイド気圧計は、内部を新旧にした金属製容器で針の動きから( )を測定できる。( )にそれぞれ適語を入れよ。
解答4
湿度
気圧
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