「金融と日本銀行の役割・仕事など」についてのまとめです。金融と日本銀行で、貨幣には、現金通貨と預金通貨の2種類があることや日本銀行は、金融政策で物価の物価や景気の安定をはかることなどをまとめています。それでは、中学公民の「金融と日本銀行の役割・仕事など」についてのまとめです。
金融
通貨は、流通している貨幣。貨幣には貯蓄の手段などの役割がある。
- 現金通貨…日本銀行券(紙幣)と政府が発行する硬貨。
- 預金通貨…普通預金と当座預金など。預金通貨は通貨全体の9割以上を占める。
銀行
銀行は金融の仲立ちをする金融機関の代表。資金が不足している人と資金に余裕ある人の間で行われる資金の貸し借り。
- 金融機関…銀行や保険会社など金融を仲立ちする期間。
- 間接金融…金融機関を通じて資金の貸し借りを行う。
- 直接金融…株式の発行して直接資金を集める。
利子
お金を借りた時に支払うお金や、お金を借りた時に受け取るお金。利子率は元金に対する利子の比率。銀行の貸出比率は預金の利子率より高いため、その差が銀行の利潤となる。
- 金融の変化…金融機関の再編と金融の自由化が進んだ。
日本銀行
日本銀行は、金融政策物価の物価や景気の安定を図り、日本の中央銀行で国の金融の中心となる。個人や一般企業とは取り引きをしない。
日本銀行の役割
- 発券銀行…紙幣の日本銀行券(千円札、二千円札、五千円札、一万円札)を発行する。
- 銀行の銀行…一般の銀行に資金を貸し付ける。
- 政府の銀行…政府の資金の取扱いを行う。
- 管理通貨制度…法律に基づき、日本銀行が経済の動きに合わせて紙幣の発行量を調整する制度。
金融政策
物価や景気を安定させるために、市場に流通させる資金の量を調整する。
- 不景気の時…資金の流通量を増やす。
- 好景気の時…資金の流通量を減らす
国債の売買(公開市場操作)、金利の上げ下げなどを行う。
公開市場操作
公開市場操作は、中銀行(日本では日本銀行)が行う代表的な金融政策の1つで、通貨量の市場流通量を調整する政策です。市場に流通する通貨量が多すぎるときは、日本銀行が保有している債権を売却して、資金を回収することで市場での資金の供給量を減らす(売りオペ)をします。逆に、市場に流通する通貨量が少な過ぎるときは、市場から債券類を買い上げて市場での資金の供給量を増やす(買いオペ)をします。
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