中学国語「現代文の文章読解問題の解き方ポイント」

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中学国語の「現代文の文章読解問題の解き方ポイント」についてまとめています。説明文の読解の仕方・解き方に関して、文章構成、要旨のとらえ方、筆者の考えや要点のつかみ方などにもふれています。それでは、中学国語の「説明文の読解の仕方・解き方」のまとめです。

現代文の読解

文章の構成とは、文章がどのように組み立てられているかということです。文章の構成をとらえるときは、特に文章の結論にあたる内容がどこに書かれているかに注目します。

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文章の構成のとらえ方

文章の構成は、

  • 話題の共通する形式段落をそれぞれまとめて、文章を意味段落に分けます。
  • 意味段落ごとの役割を考えて、論の展開をつかみ、文章全体の構成をとらえます。

文章の結論は、文章の最初か最後に書かれていることが多いです。

  • 形式段落…文章の中で、書き出しの部分を一字下げてあるところから次の一字下げてあるところまでのひとまとまりです。
  • 意味段落…形式段落を内容の上で関連のあるものでまとめたひとかたまりです。

確認中学国語の「言葉の単位」特に文節に気をつけよう!

要旨のまとめ方

文章に書かれている内容の中心的な事柄をその文章の要旨といいます。

  1. 文章の構成をとらえ、結論にあたる段落を見つけます。
  2. その段落の中で特に中心となる文がどれであるかをとらえます。
  3. 筆者が最も訴えたかったことを、わかりやすくまとめる。

注意点

  • 接続語や文末表現などに注目して、筆者の考えが強く表れている分を見つけます。
  • 「何が」「どうした」をはっきりさせてまとめます。
  • 具体例など補足説明の部分は要旨には入れません。
  • キーワードを落とさずにまとめます。

確認中学国語の「指示語・接続語」読解問題に役立つ!

論旨のとらえ方

文章を通じて、筆者が訴えたいこと、主張が「論旨」です。しっかりとらえることが大切です。次のような手順で、文章の論旨を読み取ります。

  1. 文章もキーワードをとらえます。(本の題名・文章のタイトルにも注目)
  2. 段落のつながり・文章の構成をとらえます。(接続語や指示語に着目します。)
  3. 文章を要約します。(各段落の関係をはっきりさせます。)
  4. 文章全体の要旨をとらえます。(結論を述べた部分をまとめるのもポイント)
  5. 筆者の述べたいこと(論旨)をまとめます。

ヒント

  • 意見を述べた分と事実を述べた分を区別しながら読みます。
  • 具体例やほかの文章の引用、理由を説明している部分の前後には、それを根拠にして、筆者が強く伝えたい内容がある場合が多いです。
  • 接続語に注目します。「つまり」「要するに」「このように」など、それまでの内容をまとめる接続語のあとは、論旨に関わる内容であることが多いです。
  • 「しかし」「だが」のような逆接の接続語のあとにも、筆者が強く訴えたいことが書かれている場合が多いです。

小説の読解の仕方

心情とは、気持ち。心の中で思ったことであり、小説などの文学的文章では、主に、登場人物や作者の心情(=気持ち)を指します。

場面における、心情の位置づけ

登場人物の心情は、出来事や事件を原因として生まれ、表情やしぐさ、態度、行動、会話などに表れます。

<例>

大好きな田舎の祖母が遊びに来る日になった。(出来事)

久しぶりに会うので楽しみ(心情)

今日は、授業が終わって、一目散に帰宅した。

祖母を見ると、思わずニコニコしてしまった。(心情の表れ)

心情がそのまま書かれている部分

「~思った」「~感じた」などの表現に注目します。(例)私は、うれしいと思った。

表情、しぐさ、会話などから読み取る

  • 表情 目を大きく見開いた。(おどろき)
  • しぐさ 軽やかな足どり(うれしい)
  • 態度 彼はもじもじしていた(はずかしい)
  • 行動 みんなで笑いあった(喜び)
  • 会話 「ほっとした」とつぶやいた。(安心)

など

情景から読みとる

情景は、登場人物の心情と深く関わっているので、情景描写に着目することも、心情をとらえやすくなります。

(例)灰色の雲もどんよりとのしかかってくるように重かった。
→ 情景から、すっきりしない重苦しい心情が想像できます。

随筆における心情表現

随筆では、筆者の思いや考えはいろいろな表現で書き表れています。

直接的な表現

心情を直接に表したもの。思った内容や考えた内容を含む文の文末に、心情表現があります。「~が楽しみだ」「~残念だ」などの感情を表す表現もこれに含まれます。

(例)とても深くて美しい。

筆者の言動や様子

心情を直接的に表す言葉以外に、筆者の言葉や態度、様子についての表現から、心情を読み取ります。

(例)この難問を前に、私はばんざいをしたままだ。(手が付けられなくてどうしようもない心境)

事実の表現

筆者が見たり聞いたりした事実。または体験を述べているとき、そこに筆者の心情を含まれることもあります。事実をありのままに述べようとしても、説明の中に感じたことをや考えたことが含まれてしまうからです。

客観的な事実は、筆者の考えや心情ではないので気をつけましょう。

(例)今の日本は、ますます高齢化社会となります。(客観的事実)これは、きわめて、今後の日本に暗い影を落とします。(筆者の考え・心情)

小説の主題

小説の主題とは、小説を通して作者がもっとも伝えたい、中心となる考え、テーマのことです。小説では、ふつう、主題は、これ!というように、文章中にはっきり書かれているわけではありません。したがって、主題を読み取るには、小説の中の出来事、登場人物の心情などのいろいろなてがかりをもとにして考えることが必要です。

  • 小説…書かれた文章の全文
  • あらすじ…大まかな話の筋。小説全体の出来事を「いつ」「どこで」「だれが」「どうした」をふまえて短い言葉でまとめたものです。
  • 主題…小説の中心となるテーマ

小説の主題の主なパターン

小説では、主人公の心情が、出来事や事件によって変化します。また、主人公がさまざまな経験をすることによって成長することもあります。これらが主題と関わることが多いです。

ですので、「変化」に注目することが大事です。たとえば、心情の変化、考え方の変化、立場・行動の変化などです。

準備

出来事を「いつ」「どこで」「だれが」「どうした」の形でおさえておきます。
場面ごとの主人公の心情をおさえておきます。

これらの準備をふまえて、主人公が「何によって」「どう変わったか」をよみとります。

  • 「何によって」…変化の原因となる出来事、事件、経験など。
  • 「どう変わったか」…出来事の前後で、「心情」「考え方」「立場」「態度」「行動」がなどがどう変わったか比べます。

キーワード

文章中に、主題に関わるキーワードがないかさがしてみます。

(例)変化、成長、希望、きずな、決意などです。

文章中によく出てくる言葉、詳しく説明されている言葉、文章の最後に出てくる言葉などに注目します。小説の主題のとらえる手順として、「準備」「キーワード」を手勝ちをもとに、何について書かれた文章なのか、作者は何を伝えたいのかに注意して主題を考えます。自分でわかりやすいように手掛かりの言葉をまとめるといいです。

随筆の解き方

筆者独自の感覚、考え方、ものの見方が強く表れます。筆者が実際に体験したことや見聞したことがもとになるので、筆者の生き方や暮らし方に密着した内容が書かれることが多いです。

扱われる内容もさまざまで、日常生活の中にある、ちょっとしたことも含めて、筆者が関心をもったものならば、どんなものでも題材になります。

(例)枕草子

枕草子は、平安時代に清少納言が書いた随筆です。

<古文>
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。

夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ、ほたる飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。 (枕草子 第一段)

以上のような随筆ですが、

  • 宮中で体験したことの思い出
  • 身近な人々の言動についての感想
  • 季節はいつがいいと思うなどの考え

などがそれぞれのまとまりで、文章にまとめられています。

  • 旅行中に体験したことをや見聞したことを書いたものを特に、「紀行文」といいます。

主題をつかむ

その文章の中で筆者が最も言いたいことが主題(テーマ)です。筆者が心を動かされていることがわかる表現に注目します。

キーワード話題をおさえます。繰り返し出てくる言葉がキーワード、言葉を変えて何度も説明されていることが話題です。話題について考えや意見、思ったことを述べている中で、主題が述べられていることが多いです。

筆者の視点をとらえます。筆者のものの見方、考え方をおさえます。話題についての意見や感想だけでなく、その背景にある考え方も含めて考えます。「筆者は何を言いたくてこの文章を書いたのだろう?」と考えてみるといいでしょう。

随筆の流れ

  1. 筆者の体験・見聞した事実(話題)
  2. 体験や見聞から、考えたこと・感じたことについての説明(筆者の視点)
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