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中学国語「詩の種類と詩の表現方法」練習問題付

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中学国語の「詩の解き方(詩の種類と表現方法)」についてまとめています。

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詩のポイント

詩の種類と表現方法に関して、分類、用法にふれています。それでは、中学国語の「詩の解き方(詩の種類と表現方法)」のまとめです。詩は、作者の受けた感動をリズムのある短いことばで表したものです。言葉の意味や表現技法に注意して、作者の感動を味わいましょう。

詩の種類

用語での分類

  • 文語詩…文語(昔の言葉)で書かれた詩
  • 口語詩…口語(現代の言葉)で書かれた詩

形式での分類

  • 定型詩…音数や行数に一定のきまりがある詩
  • 自由詩…音数や行数に特別なきまりのない詩
  • 散文詩…普通の文章(散文)のように書かれた詩

内容での分類

  • 叙情詩…作者の思いや感情の表現が中心の詩
  • 叙景詩…自然の風景をうたった詩
  • 叙事詩…歴史上の出来事や伝説など歌った詩

詩の表現技法

比喩

あるものを、性質の似たものにたとえる技法。

  • 直喩法…「ようだ」などを使い、2つのものを直接結びつけます。(例)雪のように白い肌
  • 隠喩法…「ようだ」などを使わず、暗示的にたとえます。(例)雪の肌
  • 擬人法…人間でないものを人間に見立てて表現します。(例)空が泣く →雨が降っている

倒置法

語順を普通とは逆にして、意味や気落ちを強調します。 (例)どうだろう この雪の白さは

反復法

同じ言葉を繰り返して印象を強めます。 (例)朝だ 朝だ すべてが新しい

対句法

構成が同じ句を並べて、深みを与え、印象を強めます。 (例)海の母の優しさ、山の父の強さ

体言止め

文末・行末を体言で結んで余韻を残します。 (例)東の空に昇る朝日

詩の解き方

  1. 感動の中心や心情をつかむコツが必要です。→行と行、連と連の間の変化から心情の移り変わりをつかむことが大切です。作者が心情を表した部分、倒置法や反復法などで強調された部分に注目すると解きやすくなります。
  2. 主題をとらえることが必要です。→作者の感動の中心となる連や部分の内容、詩の題目にも注目しましょう。

内容の一まとまりで、行を少し空けて書かれます。散文の段落にあたります。

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【問題】詩の練習問題

次の詩を読んで、次の問いに答えなさい。

星の輝きに包まれた夜、
微かに明かす道、街灯が。足跡を重ねながら歩む街並み、
狭間に交錯する夢と現実。

中にひそむ静寂、喧騒の中、
思い、言葉にできずに宿る心。

遠くで鳴り響く汽笛の音、
予感、胸にそっと寄せる旅立ちの。

時が過ぎ、眠りにつく街は、
新たな物語を紡ぐ夜明けの光が。

まるで眠り子のよう、街は、
夜の抱擁で安らかに微笑む。

(1)「足跡を重ねながら歩む街並み、狭間に交錯する夢と現実。」に使われている詩の表現技法何か答えよ。

(2)「新たな物語を紡ぐ夜明けの光が。」に使われている詩の表現技法何か答えよ。

(3)「まるで眠り子のよう」に使われている詩の表現技法何か答えよ。

(4)詩にどんな思いが込められていますか、次の選択肢から選びなさい。
ア:別れと新たな始まりへの期待:詩は旅立ちや汽笛の音を通じて、別れと新しい冒険への期待を描いています。
イ:静謐な夜の美しさ:星の輝きや夜の静けさを通じて、夜の美しさや平和な雰囲気が表現されています。
ウ:時の経過と変化:詩は時の流れと街の変化を捉えており、夜から朝への変わりゆく様子が描かれています。
エ:夢と現実の融合:足跡や街並みを通じて夢と現実が交わり、独特な雰囲気が醸し出されています。

【解答】詩の練習問題

(1)体言止め
(2)倒置法
(3)直喩法
(4)ア

以上が、中学国語の「詩の解き方(詩の種類と表現方法)」のまとめです。入試では、そこまで頻出度は高くありませんが、出題されないわけではありません。出題されたら、差がつくところなので、しっかり学習しておきましょう。

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