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中学公民「内閣に関する対策問題」過去問分析・ポイント解説付

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中学公民「内閣に関する対策問題」過去問分析・ポイント解説付です。

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内閣に関する対策問題

資料1(下図)を見て、次の問いに答えなさい。
国会と内閣の関係問題図

(1)資料1中のA~Cに当てはまる語句を答えなさい。

(2)資料1のような国会と内閣のしくみを何というか答えなさい。

(3)資料1中の内閣不信任の決議が可決された場合、内閣は10日以内に判断しなければならないことは何か。1つ答えなさい。

(4)国務大臣とはどのような立場の人をいうか。下から選び記号で答えなさい。
 ア 各市町村の長
 イ 各政党の長
 ウ 各省の長
 エ 官僚

(5)内閣の仕事について下の文を読み、(  )にあてはまる語句を答えなさい。

内閣はさまざまな仕事をしていますが、最も重要なのは、行政の各部門の仕事を指揮( ① )し、( ② )で定められたことを実行することです。そのほかに、法律案や( ③ )をつくって( ④ )に提出したり、( ⑤ )を結んだりする。

内閣に関する対策問題の解答

(1)A衆議院 B連帯責任 C国務大臣
(2)議院内閣制
(3)総辞職
(4)ウ

(5)
①監督
②法律
③予算案
④国会
⑤条約

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内閣のポイント

内閣は、内閣総理大臣と国務大臣からなります。国会が決めた法律や予算に基づいて政治を行うことを行政といい、憲法第65条には「行政権は、内閣に属する。」とある。内閣は最高の行政機関として、他の行政機関を指揮・監督している。内閣は、内閣総理大臣とその他の国務大臣で構成される。

内閣総理大臣

内閣総理大臣は、文民で国会議員であり、国会の指名に基づいて、天皇が任命する。内閣総理大臣は、国務大臣のほか、副大臣大臣政務官を任命または罷免(やめさせること)する。また、閣議を開いてその議長となるほか、内閣を代表して議案を国会に提出する。国務大臣(内閣総理大臣以外の大臣)は、内閣総理大臣によって任命され、罷免される。任命は天皇の認証が必要で、その過半数は国会議員で、しかも文民でなければならない。国務大臣は、各省の長と特命担当大臣からなる。

内閣の仕事

  1. 法律を実行する
  2. 条約を結ぶなどの外交の仕事
  3. 予算案や法律案をつくり国会に提出する
  4. 政令を定める
  5. 最高裁判所の長官を指名、その他の裁判官を任命
  6. 天皇の国事行為に助言と承認をあたえる
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議院内閣制

議院内閣制
国会の信任にもとづいて内閣がつくられ、内閣が国会に対して責任を負うしくみとなっています。

<しくみ>

  • 内閣総理大臣は国会議員の中から国会が指名する。
  • 国務大臣の過半数は国会議員から選ぶ。
  • 衆議院で内閣不信任を可決、信任を否決したとき、内閣は10日以内に総辞職するか、衆議院を解散する
    →(衆議院が解散されたとき)40日以内に総選挙
    →(総選挙の日から)30日以内に特別会<特別国会>を開いて総辞職し、新しい内閣総理大臣を指名。

これからの行政

  • 行政改革・・・小さな政府を目指す改革

<例>

  • 国営企業の民営化・・・1980年代に日本国有鉄道(→JR)、電信電話公社(→NTT)などの民営化。
  • 規制緩和・・・政府による規制や指導を少なくし、自由な競争を進める。例えば、コンビニエンスストアで米を売ることができる、電話料金を自由に決めることができるなど

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