面接で見られる視点
高校側がほしい受験生とは「意欲」「能力」「人間性」の3つが高い人です。
この3つのことを見抜くために、面接試験では面接官はどんなところを見るのか、つまり「面接官の視点」とでも言うべきものをまとめておきます。
意欲の高さを見る視点
意欲の高さを見るには、受験生から入学への意欲や志望学科・コースへの関心があるかどうかなどがどれくらい感じられるかをチェックします。志望高校や志望学科・コースについて、前もってしっかり調べている受験生ならば、それらに対する熱意や自信は、答えの中身や表情、態度などに必ず現れるものです。
能力の高さを見る視点
能力の高さを見るには、受験生の素顔と提出書類の内容をチェックします。 面接試験では、提出書類だけではわからない「あなた」を知ろうとしています。例えば、受験生自身に関する質問をし、その答えを通して受験生の価値観・粘り強さ・計画性・主体性の有無などを見ています。
それと同時に、面接での本人の発言と提出書類などの内容とを照らし合わせて、つじつまがあっているか、矛盾がないかどうかも見ています。それは、本当に本人が考えて書いたものか、他の人に頼りすぎていないか、といったことを見るためです。
人間の高さを見る視点
人間性を見るには、面接にふさわしい言動ができるかどうかをチェックし、面接という場であることを考えて、中学生としてふさわしい発言がでまきまえた行動ができるかどうかを見ているのです。
面接試験の対策の仕方
上記の3つの視点を見られるわけですから、その視点に立って、対策をとっていきます。さらに、「見た目」「話し方」「答え方」 をしっかり自分のものにしておくことです。
「見た目」を大切にする
熱意があり、なおかつ、模範的な中学生であることを演出するためには、いわゆる「見た目」に気を配ることも重要です。「見た目」とは、具体的には服装や髪型のほか、態度や表情、立ち居振る舞いなどのことです。面接官はあなたの「見た目」のすべてを観察しています。なかでも、第一印象は面接官に大きな影響を与えることがしばしばあるので、しっかりと意識しておかなければなりません。
相手に伝わる話し方を身につける
面接試験では、あなたが思っていることや考えたことを言葉にして、面接官の先生に伝えなければなりません。そのために大切なことは、面接官に理解してもらえるような話し方を身につけておくということです。それ以外にも、面接試験の場にふさわしい言葉づかいにも気を配る必要があります。
きちんと答える
面接試験の基本は、質問されたことに対してきちんと正しく答えることです。それができるためには、どういったことを問われているのかを正確につかむことが何よりも重要になります。いくら正しい言葉づかいができていても、中身が的外れな答えでは評価されません。
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