中学歴史の「日本の中国侵略(満州事変・盧溝橋事件・日中戦争など)」のまとめです。昭和に入ると軍部の政治への発言力が強まります。日本は、侵略戦争への道へ突き進みます。それでは、中学歴史の「日本の中国侵略(満州事変・盧溝橋事件・日中戦争など)」のまとめをみていきましょう。
満州事変
満州事変は、1931年日本の軍部(関東軍)が柳条湖で満州鉄道の線路を爆破し軍事活動を開始。
- 満州国…満州を占領した関東軍が清の最後の皇帝溥儀を元首として建国を宣言。
以後、15年間にわたって、日中戦争、太平洋戦争と日本と中国との戦いが続いた。
- 国際連盟脱退…満州事変に対して、国際連盟はリットン調査団を派遣。満州国認めず日本軍に撤兵を求める勧告を採択。日本は、国際連盟を脱退し、満州への支配を強める。
五・一五事件
1932年5月15日、軍の行動に反対する犬養毅首相が海軍の将校に暗殺される。そのきっかけが、犬養毅は、「満州国」承認に反対する態度をとっていたこと。その背景として、政党政治に不満をいだく海軍の青年将校や国家主義者の間には、軍部政権をめざす動きが高まってきていた。
二・二六事件
1936年2月26日、陸軍の青年将校が軍事政権を樹立しようと首相官邸や警視庁などを襲撃。これ以降、軍部の発言力が強まっていった。満州事変きっかけに、日本は国際的に孤立していった。
日中戦争
日本と中国全面戦争に突入。
- 盧溝橋事件…1937年北京郊外の盧溝橋付近で起こった日中両軍が武力衝突。日中戦争が始まる。
抗日民族統一戦線
1937年9月それまで対立していた蒋介石が率いる国民党と毛沢東を指導する中国共産党が協力して日本に対抗するため結成。
泥沼化する戦争は、南京事件が象徴で、日本軍が一般人含む多数の中国人を殺害。中国での抗日知識が高まり戦争が全国中国全土に広がった。
戦争の長期化
- 国家総動員法…1938年国の産業・経済・国民生活など全てを国が統制する権限を持つとして出された法律。
- 大政翼賛会…挙国一致のために結成された団体。ほとんどの政党や団体が解散して合流した。
- 皇民化…朝鮮や台湾などで進められた政策。日本語の使用、日本式の苗字を名乗らせる創氏改名など行われた。国が全てを統制し、国力のすべてを戦争に傾けていった。
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