力学的エネルギーの保存の練習問題です。位置エネルギー、運動エネルギーについても理解しておく必要もあり、入試でもよく出題される単元となります。また、エネルギーは単独で出題されることは少なく、そのことを含んだ「物体の運動」と組み合わされて出題される。内容的には「力学的エネルギーとその保存」についてで、他のエネルギーの形の出題は、すくなくなっています。それでは、中3理科の「エネルギー(位置・運動・力学的・変換など)」のまとめです。
エネルギー
エネルギーはいろいろな姿に移り変わる。エネルギーは、運動、熱、音、光、電気など他の物体にいろいろなはたらきをする能力。
- いろいろなエネルギー:電気エネルギー、熱エネルギー、光エネルギー、音エネルギー、化学エネルギー、位置エネルギー、運動エネルギー、弾性エネルギーなど。
位置エネルギー
位置エネルギーは高いところにある物体が持つエネルギー。
- 物体の高さとの関係は、比例する。
- 物体の質量との関係は、比例する。
- 位置エネルギーの大きさは、(高さ)×(質量)に比例。
運動エネルギー
運動エネルギーは、運動している物体が持つエネルギー。
- 物体の速さとの関係は、2乗に比例する。
- 物体の質量との関係は、比例する。
- 運動エネルギーの大きさは(速さの2乗)×(質量)に比例。
電気エネルギーと熱エネルギー
電気エネルギー:モーターに電気を流すと模型の自動車を動かすことができる。
熱エネルギー:水を熱で水蒸気ですると物体を動かすことができる。
力学的エネルギー
エネルギーが変換する前後でエネルギー量は変化しない。
- 力学的エネルギー:位置エネルギーと運動エネルギーは合わせた呼び方。
力学的エネルギーの移り変わり
- 位置エネルギーと運動エネルギーは互いに移り変わることができる。
力学的エネルギー保存の法則
- 位置エネルギーと運動エネルギーの和はいつも一定である。
エネルギーの変換
電気ストーブは電気エネルギーを熱エネルギーに変化する。エネルギーの移り変わりは、互いに他のエネルギーに移り変わる。
- 火力発電:石油の化学エネルギー→熱エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー
- 水力発電:位置エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー
- 原子力発電:核エネルギー→熱エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー
- 電灯:電気エネルギー→熱エネルギー→光エネルギー
エネルギーの保存
エネルギーが変換する時、一部は熱エネルギーになる。エネルギーの保存は、エネルギーが別のエネルギーに変換される時、一部は熱エネルギーに変わってしまうが、この熱エネルギーも含めると変換する前後でエネルギーの総和変化しない。
化学エネルギー
- 物質の持つエネルギーを化学エネルギーという。
化学エネルギー:熱量などの物質が持つエネルギー。化学変化するときに熱エネルギーや電気エネルギーなどを取り出すことができる。
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