中学歴史「日本の産業革命のポイントまとめ」です。
日本の産業革命
日本では1880年代から20世紀初めにかけて産業革命がおこち、近代産業がめざましく発達しました。
- 軽工業…紡績業や製糸業で1880年代から日本の産業の中心となる。
- 八幡製鉄所…日清戦争で得た賠償金をもとに建設された官営の製鉄所。日本の重化学工業を支える。
- 財閥…金融や貿易など多くの業種に進出し、日本の経済に影響力を持った資本家。三菱・三井・住友など。
- 労働問題の発生…労働組合が形成されるようになり、労働条件の改善を求める労働争議は増加した。産業革命で軽工業が発達し、その後産業の中心は重化学工業へ移りました。
軽工業の発達
1880年代に、紡績業や製糸業などのせんい工業を中心に工場制機械工業が発達して、産業革命が始まった。国産の綿糸が大量に生産されるようになると、1897年以降、輸出が輸入を上回るようになった。日清戦争ごろからは、海外に市場が広がり、中国・朝鮮への綿糸や綿織物の輸出がのびて、紡績・織物工業が歯t連した。
重工業の形成
日清戦争後、ロシアとの対立が激しくなると、政府は軍事工業を中心に重工業の形成に努めた。日清戦争の賠償金の一部を使って、官営の八幡製鉄所を建設し、重工業形成の基礎となった。軍事工業や製鉄・造船・機械などの重工業製品がのびた。
このような仲、資本主義が急速に発達し、政府の保護のもとに、小数の大資本家が多くの企業を系列下に入れて、資本経済を支配する財閥が形成されていった。
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