中学公民「選挙についての学習ポイント」

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中学公民の「選挙の原則」についてまとめています。制限選挙から普通選挙へと拡大し、選挙の原則として、普通・秘密・平等・直接選挙ができていきました。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、中学公民の「選挙の原則」のまとめです。

選挙とは?

選挙は、主権者であるが国民が政治に参加する最大の機会です。 代表者(議員)を選び、議会政治を実現するために最も重要な制度です。

選挙の原則

選挙は、公正に代表者を選ぶために四原則が確立されている。

  • 普通選挙…満18歳以上の男女に選挙権を保障している。
  • 秘密選挙…すべての選挙は、投票用紙に投票者の氏名を書かない無記名投票で実施される。
  • 平等選挙…1人1票で、投票の価値をすべて等しくする。
  • 直接選挙…選挙人は,候補者に対し直接投票する。

直接選挙に対して、間接選挙の例としてはアメリカの大統領選挙がある。アメリカの大統領選では、一般の有権者が大統領選挙人を選び、その選挙人が大統領を選挙するという間接選挙を採用している。この大統領選挙人による選挙で、過半数の選挙人を得た候補者が大統領に選出される。

選挙区制の種類

議員を選ぶ選挙区制には、小選挙区制、大選挙区制、比例代表制などがある。

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小選挙区制

小選挙区制は、1選挙区から代表1名を選出する選挙区制をいう。各政党は、それぞれの選挙区に1名しか候補者を立てないため、有力な候補者を多くもつ大政党に有利な選挙区制となりやすい。

大選挙区制

大選挙区制は、1選挙区から2名以上選出する選挙区制をいう。大政党は、それぞれの選挙区に複数の候補者を立てるため同士打ちとなる場合がある。小党分立をまねきやすい選挙区制である。

比例代表制

比例代表制は、選挙で各政党が得た得票数に応じ議席を各政党に配分するしくみで、国民の支持政党の割合を、できるかぎり議会に反映しようとする制度。死票が少なく、国民のさまざまな意見が反映されるが、小政党が分立して政権が不安定になりやすい。

衆議院議員の選挙

衆議院議員の選挙は、議員数475名のうち、295名を小選挙区制で選び、残り180名を比例代表制で選ぶ。

この方法は、特に小選挙区比例代表並立制とよばれている。

参議院議員の選挙

参議院議員の選挙は、議員数242名のうち, 146名を43都道府県と2つの合区を選挙区とした選挙区制で選び、残り96名を全国を1つの単位とした比例代表制で選ぶ。ただし、参議院は3年ごとに半数を改選しているため、1回の選挙で選ばれるのは、選挙区選出議員は73名、比例代表 選出議員は48名となる。

参議院議員選挙の比例代表制では、投票のとき政党名を書いても、候補者名を書いてもよい。これを非拘束名簿式比例代表制という。衆議院議員選挙の比例代表制は、政党名を書いて投票する。

選挙制度

選挙のしくみは、1950年に選挙関係の法律をまとめて制定した公職選挙法に、選挙権・被選挙権 選挙手続きなどが詳しく規定されている。

選挙権と被選挙権

選挙権は、満18歳以上の日本国民が有する。被選挙権は、衆議院・地方議会議員,、市(区)町村長が満25歳以上、参議院議員と都道府県知事が満30歳以上である。

選挙管理機関

公正な選挙が行われるように、選挙事務を監督するために、国に中央選挙管理会、都道府県と市 (区)町村に選挙管理委員会がある。市(区)町村の選挙管理委員会は、選挙人名簿を作成する。

選挙の手続き

国会議員の選挙の施行の公示は天皇が行い、地方公共団体の長や議員の選挙の告示は、選挙管理委員会が行う。選挙の公示または告示があった日に立候補の届け出の受け付けを行う。

選挙運動期間

立候補届け出の日から投票日前日ま でに限られていて、戸別訪問や買収、選挙妨害などには罰則が定められている。

投票の方法

無記名投票で行われ、原則として選挙人は、投票日に指定された投票所で行う。ただし、前もって投票できる「期国前投票」が認められている。

選挙公営

国や地方公共団体が選挙費用の一部を負担し、経済的に余裕のない候補者にも選挙運動を保障して 公正な選挙の実現を図る。具体的なものとして、選挙管 理委員会による選挙公報の発行などがある。

選挙人名簿

有権者(選挙権をもつ者)の氏名・住所・性別・生年月日などを記入した公の名簿。継続して 3か月以上その地域に住んでいる者を登録する。

選挙権の歴史まとめ

  • 1889年 直接国字を15円を納める満25歳以上の男子
  • 1925年 満25歳以上の男子
  • 1945年 満20歳以上の男女
  • 2015年 満18歳以上の男女
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