神経系のまとめと練習問題です。学習のポイントは、自分で図を書きながら流れをおさえることです。苦手な人も多いところなので、何度繰り返し、覚えましょう。神経では、感覚器官→中枢→運動器官の刺激の伝達経路は、再頻出です。また、脳のはたらき、意識行動と反射にも注意が必要です。それでは、中2理科の「神経系」のまとめ・練習問題です。
神経系
ヒトの神経系は、神経細胞からなり、中枢神経と末しょう神経からできています。
- 中枢神経…大脳、間脳、中脳、小脳、延髄、せき髄の6つからなります。
- 末しょう神経…感覚神経と運動神経からなります。
せき髄は、背骨の中にある中枢で、せき髄反射を行います。感覚神経は、感覚器官から中枢へ刺激を伝えます。また、運動神経は中枢から筋肉へ命令を伝えます。
意識的な行動と反射のちがい
- 大脳を中枢とする反応は、大脳による思考や判断がともなう意識的な反応です。(例)本を読む。字を書く。
- 大脳以外を中枢とする反応は、せき髄や延髄などで処理される無意識の反応で、特に反射という。(例)熱いものに手をふれると、思わず手をひっこめる。
せき髄反射の特徴として、大脳へ行かずに反応するので、反応時間が速いです。
大脳の経路
- 感覚器官(皮ふなど)
- 感覚神経
- せきずい
- 脳→ここで判断
- せきずい
- 運動神経
- 運動器官(筋肉など)
大脳以外の経路
- 感覚器官(皮ふなど)
- 感覚神経
- せきずい→ここで判断
- 運動神経
- 運動器官(筋肉など)
神経系の練習問題
次の問いに答えよ。
- 感覚器官からの刺激を脳やせきずいに伝える神経を何というか。
- 脳やせきずいからの命令を筋肉などに伝える神経を何というか。
- 生まれつき備わっていて、無意識に起こる反応を何というか。
- 反射ではどこが命令を出しているのか。
- 体の内部にある骨格を何というか。
- 筋肉が骨とくっつくところを何というか。
- 神経系を作っている、糸のよな突起をもつ細胞を何というか。
- 脳やせきずいのように、末端からくる信号を受け取り、処理する神経を何というか。
- 中枢神経の神経から枝分かれして、体の末端まで延びている神経を何というか。
- 感覚器官が受け取った刺激を、中枢神経に伝える神経を何というか。
- 中枢神経からの命令を、運動期間に伝える神経を何というか。
- 外界からの刺激に対して、無意識に起こる反応を何というか。
- 反射の反応の命令を出しているのは脳とせきずいのどちらか。
- 通常の反応とはちがい、せきずいの部分が命令を出している理由はなぜか。
- ある条件を繰り返し与えることにより、ほとんど無意識に起こる反射を何というか。
神経系の練習問題解答
- 感覚神経
- 運動神経
- 反射
- せきずい
- 内骨格
- けん
- 神経細胞
- 中枢神経
- 末梢神経(末しょう神経)
- 感覚神経
- 運動神経
- 反射
- せきずい
- 刺激を受けてから、反応するまでの時間が短くなるから
- 条件反射
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