中学公民の「少子高齢化社会」についてまとめています。日本は急速に少子高齢化が進んでいる。これは、社会保障にも影響する。それらのことについて、詳しく記述しています。それでは、 中学公民の「少子高齢化社会」のまとめです。
少子高齢化社会
日本では、一人の女性が産む子どもの数が少なくなり、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が増えている。このように、子どもの数がへり、高齢者の数が増えることを少子高齢化という。
少子化と高齢化の進展
出生率は低下し、平均寿命はのびている。一人の女性が一生のうちに産む子どもの平均人数を出生率(合計特殊出生率)というが、その割合は年々低下している。
<背景>
- 結婚年齢が高くなってきたこと
- 働く女性が増えて子育てと仕事の両立がむずかしいこと
などがあげられる。いっぽう、医療の進歩や食生活の充実などで平均寿命はのび、日本は世界でも有数の長寿社会となっている。
少子高齢化の影響と対策
少子高齢化は、労働力人口の減少も意味している。その結果、少ない労働力人口で、年金を受給し介護保険などの給付をうける高齢者の生活を支えていかなければならず、社会保障費用の財源が不足し、国民一人あたりの経済的負担が重くなるなどの影響が出てくる。
高齢者が安心して生活できる社会、そして安心して子どもを産み、育てられる社会のため、国は社会保障制度の整備を進めるとともに、少子化社会対策基本法などを制定して、高齢社会対策を進めている。また、企業も働きやすい環境づくりのために保育所を設けるなど、少子化対策 にさまざまな努力を行っている。
人口減少社会
2010年に行われた国勢調査によると、高齢者の割合は23.0%と世界最高水準にあり、これに対して15歳未満の人口は13.2%で、少子高齢化が加速している。また総人口も減少に転じ、日本は本格的な人口減少社会に入っている。
以上が、中学公民の「少子高齢化社会」のまとめとなります。
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