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高校入試作文・小論文「自己主張することについての解答例」

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高校入試作文・小論文「自己主張することについての解答例」です。

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自分の考えをはっきり伝えることに対する自身の課題

【意見・理由】
私も日本人の傾向と同様に自分の意見を正直に伝えることができていない、と感じることが多々ある。これは相手を自分の意見や言葉で傷つけないようにするために生まれるものでもあると思う。そのため悪いことばかりではないが、相手への思いやりから何か生まれるかというと、そうではない気がする。

【具体例】
よく、国語の授業などで文章を書く機会がある。その際に文章に間違いや改善点がないか友人と互いの文章を読み合うことがあるのだが、今ひとつ相手の意見が伝わってこない、主旨が読み取れない時がある。その自分の違和感が正しいものなのか、相手が悪い気分にならないかが気になってそのまま返してしまったが、果たして自分の行動が正しかったのか。その時互いに意見を交わしておけば、もっと良い文章が作れていたかもしれないし、相手の間違いを直せていたかもしれない。

【展開】
本当に優しい人は自分のために叱ってくれる人だというように、自分の意見をはっきり伝えないということは相手のためにはならず、自分がうまくやっていく術、つまり自分のための行動だと感じた。

【まとめ】
これからは相手に意見を伝える意味をしっかりと考え、勇気を持ってはっきりと自分の考えを話したい。

ワンポイントアドバイス

意見は、ちゃんと述べられていますが、「構成」にもう少しの工夫が必要だったかな。【構成案】を参照
次回は、まずは問われていることに対しての主張(意見)から記述していきましょう。

今回は、「あなたの体験をふまえて“自分の考えをはっきり相手に伝える”ことに対する自身の課題」であったので、私自身の課題は、「自分の考えをはっきり相手に伝えることに関しての課題 ~である。」から始めるのが望ましかったわけです。

【一般的な構成例】
①主張(意見)➡ ②理由・根拠 ➨③具体例 ➨④反駁(反対の立場のいい点)➡⑤まとめ
※④については、なくてもいい場合もある。①と⑤の内容は一致させる。
※④の基本の流れは、「一方で~という意見もあるだろう。しかし、~だ。」

【今回の原文を参照にした構成案(キーセンテンスのみ)】
①主張(意見):自分の考えをはっきり相手に伝えることに関しての課題は、勇気を持つことである。
②理由・根拠 :自分の意見をはっきり伝えないということは相手のためになるからだ。それは、結果として、自分が相手とうまくやっていくことにつながると思う。
③具体例:文章を読み合う授業の際、今ひとつ相手の意見が伝わってこない、主旨が読み取れない時がある。~(略) その時互いに意見を交わしておけば、もっと良い文章が作れていたかもしれないし、相手の間違いを直せていたかもしれないだろう。
④反駁(反対の立場のいい点):一方で、相手を自分の意見や言葉で傷つけないように正直に言わない方が、気が楽ということもあるかもしれない。しかし、お互いにとって、より成長を生むには、意見を交換し合うことが必要だと思う。
⑤まとめ:以上のことから、相手に意見を伝える意味をしっかりと考え、勇気を持ってはっきりと自分の考えを話したい。

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