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中学公民「社会集団ときまりを作る目的と方法」効率と公正の練習問題付

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現代社会の「社会集団ときまり」についてのまとめです。社会的存在である人間の生活に合意の努力が必要であることやきまりは社会生活を円滑にと営むためにつくられることについてまとめています。それでは、中学公民の現代社会の「社会集団ときまり」についてのまとめをみていきましょう。

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集団社会

集団社会は、社会生活の単位。人間は社会集団に属さないと生きていくことも生活も豊かにすることもできない。

社会集団の分類

  • 家族や地域社会など…生まれた時から所属して、社会習慣を身につける。
  • 学校・部活動・会社など…目的を持って、自分から参加し、能力を伸ばしで収入を得たりする。
    色々な社会集団に属する人間は社会的存在である。

対立と合意

社会生活は、合意の努力で成立。

  • 対立…各自の考えや求めるものが違って生じる。
  • 合意…互いに話し合って意見を調整しながら最終的に皆が受けられる解決策を決める。

効率と公正

みんなが納得できるかどうかを判断するための代表的な考え方。

  • 効率…みんなの時間やモノ・労力などを無駄なく使うという考え方。
  • 公正…個人を尊重し、特定の人が不当に扱われることがないようにするという考え方。
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きまり

きまりは、社会生活を円滑にと営むためにつくられる。規則・ルール・契約・条約などがある。

  • 意義…きまりは対立を調整し、トラブルを解決したり、未然に防いだりする。
  • 作り方…だれに権利があり、どのような義務や責任があるかを明らかにする。決まりを守ることによって社会集団の秩序を保つことができる。

採決の仕方

最適な方法を選ぶことが重要。

  • 全員一致…一人でも反対するとうまく解決できない場合。
  • 多数決…一定の結論を出さなければならない場合。多数決で決定する場合は、少数意見を尊重する。決まりの評価と見直しによって、状況の変化に応じて、見直し、変更することが大切。
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社会集団ときまりの練習問題

【問1】次の各問いに答えなさい。

(1)社会を形づくっている家族や地域社会、学校や職場などの集団をまとめて何といいますか。

(2)人間は、いくつかの(1)に所属し、その中でたがいに協力していかなければ豊かな生活を営むことができない。そのために、人間は(  )的存在であるといわれる。(  )にあてはまる語句を答えよ。

(3)次の図は(1)における対立の状況から、みんなが納得できる解決策を導き、合意にいたるまでを模式化したものである。図中のX・Yにあてはまる語句を、それぞれ漢字2字で答えなさい。
対立と合意問題

(4)社会生活を円滑に営み、トラブルを未然に防ぐためには、あらかじめ集団内や集団間で何をつくっておく必要がありますか。

【問2】次の事例は、ある中学校のできごとです。この事例をおよび資料1,2を見て、あとの問いに答えなさい。

【事例】
野球部で、部長が、部員の意見をまったく聞かずに、「用意の準備・かたづけはすべて1年生が行う」というきまりをつくった。
【資料1】ものごとを決定する方法
ア 全員で話し合って決定
イ 複数の代表者で話し合って決定
ウ 一人で決定
【資料2】ものごとを採決する方法
ア 全員一致
イ 多数決

(1)事例のきまりは、資料1のア~ウのうち、どの方法で決定したものでしょうか。1つ選び、記号で答えなさい。

(2)資料2のイの方法で採決する場合、どのような点に注意しなければならないか、簡単に説明しなさい。

(3)事例のきまりは、多くの部員から受け入れられませんでした。その理由を、公正の視点から推測して、簡単に書きなさい。

社会集団ときまりの練習問題の解答

【問1】
(1)社会集団
(2)社会
(3)X効率 Y公正
(4)きまり

【問2】
(1)ウ
(2)少数意見の話も聞かなくてはならないこと。
(3)用意やかたづけを全て1年生が行うのは、皆も使用しているのに、不公正だと思う。

中学公民
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