中1理科「堆積岩のポイントまとめ」です。
堆積岩
地層は、小石や砂・粘土などが堆積してできたものである。地層をつくっている砂や粘土などが、長い間にかたまってできた岩石を堆積岩という。堆積岩には、さまざまな種類があり、粒の大きさや成因などによって分類されている。このうち凝灰岩は他のものと成因が大きく異なる。
堆積岩の特徴
堆積岩は、堆積作用によってできたことを示すいろいろな特徴をもっている。堆積岩には、川から運ばれた小石・砂・シルト・粘土などが堆積してできたものが特に多い。したがって、このような堆積岩をつくっている粒は、角が取れて丸みをもっており、川原にある小石や砂などとその形が非常によく似ている。
堆積岩のもう1つの特徴は、化石を含んでいたり、化石 (生物の遺がい)からできたものがあることで、これも堆積 作用によってできたことを示す証拠である。
- 粒の形は角が食べて丸みを帯びている。
- 粒は、ほぼ同じ大きさである
- 化石を含むことがある
堆積岩の固結作用
堆積岩は、堆積した当時はほとんどかたまっていないが、長い間に少しずつかたまっていく。このため、同じような粒が集まった岩石でも、かたいものもあれば, やわらかいものもある。
➊上に堆積した地層の重みでしだいに粒がしまっていくため
➋水にとかされた二酸化ケイ素や炭酸カルシウムが粒のすき間に沈殿し、粒を相互に結びつけていくため
堆積岩の分類
ものを分類するには、何を基準にして分 類するか決めなければならない。この基準を分類の観点といい、これの決め方によって、いろいろな分類ができる。
- 砕せつ岩…れき・砂・泥が海底に堆積。れき岩、砂岩、泥岩
- 火山砕せつ岩…火山噴出物が海底に堆積。凝灰岩・集塊岩。
- 生物岩…生物の死骸や殻などが海底に堆積。
- 化石岩…水に溶けていた化学物質が海底に堆積。石灰岩・チャート。
れき岩
直径が2mm以上のれきがおもで、そのすき間を砂がうめてかたまった岩石。れきの大きさはさまざまで、数十cmの大きさのものもある。れきの種類は火成岩・堆積岩・変成岩などさまざまで、かたい岩石からできているものが多い。しきは丸みをもったものが多いが、角ばったれきからできているものもあり、このようなれき岩を角れき岩という。
砂岩
砂がかたまってできた岩石。あらい砂から細かい砂のものまでさまざまである。ざらざらした感じで、色は白・黄・灰・黒などがある。かたさもさまざまで、古いものは非常にかたいものがある。かたいものは、石ひ・と石・土木工事などに利用される。
泥岩
砂よりもっと粒の細かい泥がかたまった岩石で、灰色から黒色のものが多い。シルト(粘土より少し粒が大きい)でできたものをシルト岩ともいう。
ケツ岩
泥板岩ともいう。泥岩のうち、うすく板状に割れる性質をもったものをいう。黒・灰・緑色などいろいろで、時代の古いものが多い。
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