中2理科の「単細胞生物」についてのまとめです。単細胞生物は、すべてのはたらきが1個の細胞によって営まれています。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、 中2理科の「単細胞生物」のまとめです。
単細胞生物
単細胞生物のからだのつくりは、ケイソウ類や原生動物のように、からだがただ1つの細胞からできている生物で、ほとんどの単細胞生物は、顕微鏡でなければ見ることはできない。単細胞生物では、すべてのはたらきが1個の細胞によって営まれている。そのために、たとえば食物をとり入れる細胞口や、食物を消化し、吸収する食胞、周期的に縮んで、細胞内でいらなくなった不要物を排出する収縮胞などがある。また、ゾウリムシのようにからだのまわりにせん毛をもつものや、ミドリムシのようにべん毛をもつものがある。これらの毛は運動するのに役立っている。
細胞器官
食胞、収縮胞、せん毛、べん毛などのようなものを、細胞器官といい、複雑なつくりをもつ多細胞生物の器官とは区別している。 原形質(細胞の主体で、生活機能の基礎となっている構成物質で、核と細胞質に大別される)が分化して、器官のようなはたらきをする構造。
単細胞生物の例
- 原生動物…アメーバ・ツリガネムシ・ラッパムシ・ヤコウチュウなど。
- ケイソウ類などの植物の一部…ハネケイソウ・クロレラ・ ミカヅキモなど。
- その他…ナットウ菌、大腸菌、コレラ菌などの細菌類。
群体
多くの同種の生物の個体がからだの一部で、互いに結合して生活することを群体という。細胞による機能の分化は見られないが、ボルボックスなどでは細胞による機能の分化が見られる。
コメント
[…] 。変形菌とは真正しんせい粘菌ねんきんとも呼ばれ、粘菌と呼ばれる3つの生物の一つで、アメーバやミドリムシと同じ単細胞生物である。(※粘菌=細胞性粘菌・原生粘菌・真正粘菌) […]