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中学理科「プレートの定期テスト過去問分析問題」ポイント解説付

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中学理科「プレートの定期テスト過去問分析問題」です。

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プレートの定期テスト過去問分析問題

下の図(模型図)は、日本の東北地方付近におけるプレートのようすです。

日本付近におけるプレートの模型図

日本付近におけるプレート

日本の付近では、4枚のプレートのうちの2枚が接していて、その境目で大きな地震が起きると考えられています。次の問いに答えなさい。

(1)大陸プレートの名称を具体的に答えると次の1~4から1つ選べ

1.シベリアプレート 2.太平洋プレート 3.北アメリカプレート 4.フィリピン海プレート

(2)模型図の大陸プレートと海洋プレートの境目で発生する地震における震源の深さには、どのような特徴があると考えられるか。「東側から」という書き出しで、簡潔に書け。

(3)下の文中(緑の部分)の(   )に、適切な内容を簡潔に書け。

海洋プレートは、海嶺とよばれる海底の大山脈でつくられたあと、少しずつ広がっている。海洋プレートが大陸プレートにぶつかると。海洋プレートは、大陸プレートの(     )ため、その境界には、海溝と呼ばれる。

(4)日本列島の真下で活断層が動いて起こる地震は、プレートの境目で起こる地震に比べてマグニチュードは小さいが、被害が大きくなることがあるのは、なぜか。震源からの距離に着目して、その理由を簡潔に書け。

プレートの定期テスト過去問分析問題の解答

(1)3
(2)(東側から)西側に向かうにつれて深くなっている。
(3)下に沈み込んでいる
(4)震源からの距離が近いので、揺れが大きくなるため。

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プレートの移動のポイント

地球の海底には、東太平洋から南太平洋、そしてインド洋をへて大西洋へとつながる長大な山脈 (海嶺)が存在する。海嶺には、尾根すじにそって多数の割れ目があり、そこでは地球内部から高温の物質がわき出している。このわき出した物質が両側に広がりながら冷えてかたまったものをプレートという。こうしてできたプレートは、1年間に数cmから十数cm程度の速さで海嶺の両側 に広がっていく。地球表面全体は厚さ約60~100kmの十数枚のプレートでおおわれており、大陸がのっているプレートを大陸プレート、海底をなしているプレートを海洋プレー

プレートの境界

2枚のプレートの相対的な運動には、次のような3通りの運動がある。

  1. 2枚のプレートが近づく(ぶつかる)。
  2. 2枚のプレートがはなれる。(海嶺の部分で、プレートのすきまを埋めるようにマグマが上昇し、新しいプレートがつくられる。)
  3. 2枚のプレートがすれちがう。(トランスフォーム断層といわれ、アメリカ太平洋岸のサンアンドレアス断層が有名である。)

移動するプレート同士がぶつかり合うところでは、重いほうのプレートが軽いほうのプレートの下に沈みこむことがおきる。この沈みこみでできる細長い溝が海溝である。地球の中に沈みこんだプレートは,地下の熱によってまた高温の物質に戻っていくと考えられている。2つのプレートが沈みこまずに衝突する場所では、間の海底に積もっていた厚い堆積物がおし上げられ、大山脈が形成される。

大陸移動説

1912年に、ドイツの地球物理学者ウェゲナー(1880年から1930年)が発表した説。大西洋をはさむ両側の大陸の海岸線が重なること、両大陸の氷河の痕跡、地層や化石の分布などを根拠に、かつて1つであった大陸がいくつかに分かれて、長い時間をかけて現在の配置になったという主張をした。

しかし、ウェゲナーは大陸が動くしくみを説明できなかったため、主張は認められなかった。1950年代になって、過去の地磁気についての研究が進むと 再び注目を集めるようになった、

大陸の移動は、プレートの移動によるものと現在は考えられている。この考えをプレートテクトニクスという。

プレートテクトニクス

プレートの運動によって大規模な地球の変動を説明するプレートテクトニクスから、さらに進んで、最近では、プルームテクトニクスという考え方がされるようになった。

  • ホットプルーム…地球深部からの熱い物質の上昇流である
  • コールドプルーム…地球深部へ降下していく

というものの存在が考えられてい る。

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