中3国語「最後の一句の定期テスト過去問分析問題」です。教育出版の中学3年国語教科書『伝え合う言葉』に収録されている森鴎外の短編『最後の一句』は、江戸時代の親子関係を通じて、命や献身、社会構造の葛藤を深く描いた作品です。定期テストでは、登場人物の心情・行動の理由、象徴表現、文中の語句抜き出しや選択問題などがよく出題されます。本記事では、過去問をタイプ別に整理し、解答例と詳しい解説を添えて得点力アップをサポート。読解力と記述力を同時に伸ばせる構成です。
最後の一句の定期テスト過去問分析問題
教科書の最後の一句の「元文元年の秋、新七の船は~いちは妹にそれだけのことを話した。」の部分を読んで、次の問いに答えなさい。
問一 「新七が太郎兵衛に言うには」とありますが、新七が太郎兵衛に勧めたことを文書中の言葉を使って、三十字程度で書きなさい。
問二 「米主は大阪へ出て訴えた」とありますが、米主が訴えことを、次のア~エより一つ選び、記号で答えなさい。
ア 太郎兵衛たちが米の代金を返さないで、着服したこと。
イ 航海中に難破し、積み荷が半分以上流出したこと。
ウ 太郎兵衛たちが、船を難波させたこと。
エ 営業上の損失は、太郎兵衛より自分の方が大きいこと。
問三 「姉娘のいち」とありますが、この家にいる「いち」以外の子供の名前を全て抜き出しなさい。
問四 お奉行様に「願い事」を出すのは何のためですか。最も適切なものを次のア~エより一つ選び、記号で答えなさい。
ア 恐ろしい話を聞かなくて済むようにするため。
イ 米主にお金を返さないで済みようにするため。
ウ 父の代わりに新七を死罪にしてもらうため。
エ 父親の死刑が実行されないようにするため。
問五 「長太郎だけはいっしょに殺してくださらないように書いておく。」のはなぜですか。その理由について当てはまらないものを次のア~エより2つ選び記号で答えなさい。
ア うるさいから。
イ 実子ではないから。
ウ 跡取りだから。
エ 幼いから。
最後の一句の定期テスト過去問分析問題の解答
問一 残った積み荷を売った金を、跡の船を仕立てる費用にすること。
問二 ア
問三 初五郎、とく、長太郎、まつ (順不同)
問四 エ
問五 ア・エ

コメント