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中学国語「知っておきたい古文作品一覧」

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古文の随筆・説話などジャンルの種類についてのまとめです。古文は、現代文と違った言葉や言い回し、ジャンルがあるのでその違いを把握しておきましょう。それでは、古文の随筆・説話などジャンルの種類についてのまとめです。

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古文のジャンル別の作品一覧

随筆

自分が見聞きしたことや、それに対する感想などを書いたもの。

作品名:枕草子
作者:清少納言(せいしょうなごん)
説明:平安時代中期に書かれた随筆で、清少納言が宮廷生活の中で感じた美しさや自然の移り変わり、人々とのやりとりを率直に記録した作品。特に、季節の変化や自然の描写に優れており、「春はあけぼの」などの有名な一節が登場します。

作品名:徒然草
作者:兼好法師(けんこうほうし)
説明:鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて書かれた随筆。兼好法師が、日々の出来事や思索を自由に綴った作品です。世の無常感や人生の哲学的な考えが反映されており、多くの名言や教訓が含まれています。

説話

伝説や民話などをもとにしたもの。

作品名:宇治拾遺物語
作者不詳
説明:平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて成立した説話集。仏教的な教訓を含む話や、人間の滑稽な面を描いた話など、多様な説話が集められています。「児のそら寝」などは、入試でも多くの都道府県で頻出。

作品名:今昔物語集
作者不詳
説明:平安時代後期に成立した説話集で、日本、中国、インドの仏教説話や民間伝承などを収録しています。日本の説話文学の基礎となる重要な作品で、後の時代に多くの影響を与えました。

物語

「つくり物語」や「歌物語」などあります。

作品名:竹取物語
作者不詳
説明: 日本最古の物語文学で、竹から生まれたかぐや姫の物語。かぐや姫が天に帰るまでの過程が描かれ、月の世界と地上の交流がテーマになっています。

作品名:伊勢物語
作者不詳(在原業平の作とも)
ジャンル:歌物語
説明:平安時代の歌物語で、在原業平とされる人物の恋愛や冒険を中心に、短い話が集められた作品です。和歌と物語が交互に展開されます。

作品名:大鏡
作者不詳
ジャンル:歴史物語
説明:平安時代後期に成立した歴史物語。藤原道長を中心とした藤原氏の栄華を回顧的に語り、平安時代の政治や貴族社会を描写しています。

日記

その日の出来事を記したもの

作品名:更級日記
作者:菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)
説明:平安時代に書かれた日記文学。若い頃から文学に憧れていた作者が、自身の人生を振り返りながら書いた作品で、当時の女性の生活や感情が細かく描写されています。

紀行文

旅の感想や見聞きしたことなどを書いた文

作品名:奥の細道
作者:松尾芭蕉(まつおばしょう)
説明:江戸時代の俳諧師である松尾芭蕉が、門人の曽良(そら)とともに東北から北陸地方を旅した記録。風景や土地の歴史、旅の感慨を俳句とともに表現しており、日本の紀行文学の最高峰とされています。「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」という冒頭の句が有名です。

軍記物語

戦いを主題にした歴史物語

作品名:平家物語
作者不詳(琵琶法師の伝承)
ジャンル:軍記物語
説明:平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての源平合戦を描いた軍記物語。平家の栄華と滅亡を中心に、日本の無常観を強く表現しています。

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