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高校入試対策古文「落窪物語のよく出る問題」

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高校入試対策古文「落窪物語のよく出る問題」です。「落窪物語」は、古文の中でも特に親しみやすいストーリーと豊かな表現で知られる作品です。高校入試では、この物語の人物関係や内容理解に関する問題が頻出で、確実に押さえておきたい重要ポイントとなっています。
この記事では、「落窪物語」の中でよく出る問題をピックアップし、出題傾向や解答のコツを詳しく解説します。物語の魅力を楽しみながら、効率的に得点力をアップさせましょう!

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【問題】落窪物語のよく出る問題

【問題】次の古文は「落窪物語」の一節である。これを読んであとの問に答えなさい。

今は昔、中納言なる人の、女あまた持ちたまへる①おはしき。大君、中の君には婿どりして、西の姉、東の対に、はなばなとして住ませたてまつりたまふに、「三四の君、裳着せたてまつりたまはむ」とて、かしづきぞしたまふ。

また時々通ひたまふわかうどほり腹の君とて、母もなき御女おはす。北の方、②心やいかがおはしけむ、つかうまつる御達の数にだに③おぼさず、寝殿の放出の、また一間なる落窪なる所の、二間なるになむ、住ませたまひける。君達とも言はず、御方とはまして言はせたまふべくもあらず。名をつけむとすれば、④さすがに、おとどの思す心あるべしとつつみたまひて、「落窪の君と⑤いへ」とのたまへば、人々もさいふ。

※わかうどほり腹…皇族の血統。姫君の祖母が皇女である。
※御達…宮仕えの女性に対する敬称。
※君達…親王・摂家など高貴な貴族の子女への敬称。
※御方…貴婦人、姫君への敬称。

問一 下線部①③⑤の主語として、適当なものを次の中からそれぞれ選びなさい。
ア 中納言
イ 北の方
ウ 大君・中の君
エ 母もなき御女
オ 人々

問二 下線部② 「心やいかがおはしけむ」及び④「さすがに」を口語訳(現代語訳)しなさい。

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【解答・解説】落窪物語のよく出る問題の解答

この作品は歌物語でもなく、語り手のいる物語でもないですから、登場人物に注意してふつうに読解することになります。「落窪物語」は継子イジメのお話です。

問一 ①ア(中納言)  ③イ(北の方)  ⑤オ(人々)

「中納言なる人の、」の「の」は、「〜で」と訳す同格の「の」です。よって下線部①の「おはす」の主語は アの「中納言」です。ですが、「人物、」は主語訳=人物は、)になりますし、「心やいかがおはしけむ、」は 独立した挿入句ですから、「北の方、・・・おぼさず、」という文構造は明らか。よって、下線部③の主語はイに決 定!そして下線部⑤の「いへ」とはこの「北の方」がまわりの人々に「姫を、落窪の君と呼べ」と命令して いるわけですから、主語は聞き手である「人々」ですよね。「人々が」そう呼ぶわけですから。

問二
②(その)心がどのようでいらっしゃったのだろうか
④そうとはいってもやはり

下線部②は挿入句。よって、(   )で囲んで「~だろうか」と訳します。「さすがに」は「そうとはいっても「やはり」と訳す重要古語です。

<現代語訳>
今となっては昔のことであるが、中納言である人で、娘をたくさん持っておられる人がいらっしゃった。長女と次女には婿とりをして、西の対、東の対に、晴れやかに住ませ申し上げなさっていて、「三番目の娘と四番目の娘には、裳を着せ申し上げましょう」と言って、可愛がりなさる。

また(中納言が)時々お通いになった(女性で)皇族腹(皇族の血筋)の君として、母も亡くして)いない娘様がいらっしゃった。北の方は、(その)心がどのようでいらっしゃったのだろうか、お仕えする女房達と同等とさえお思いにならず、寝殿の放ち出の、またその先にある一室の落ちくぼんだ、二間の所に、お住ませになった。(まわりの人々には)姫君とも呼ばせず、御方とはまして呼ばせなさることもない。名前を付けるということになると、そうとはいってもやはり、中納言が(実の娘だとお思いになることもあるだろうと遠慮なさって、「落窪の君と呼べ」とおっしゃるので、まわりの人々もそのように呼ぶ。

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