中1国語「月夜の浜辺の定期テスト過去問分析問題」です。
月夜の浜辺の定期テスト過去問分析問題
次の詩を読んで次の問いに答えなさい。
波打際に、落ちていた。それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
➊なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂に入れた。
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向ってそれは抛れず
浪に向ってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。
月夜の晩に、拾ったボタンは
指先に沁み、心に沁みた。
月夜の晩に、拾ったボタンは
➋どうしてそれが、捨てられようか?
問一 この詩の形式を漢字で答えなさい。
問二 この詩は何連構成になっていますか。漢数字で答えなさい。
問三 この詩に使われている表現技法を次から二つ選び、記号で答えなさい。
a倒置法 b擬人法 c反復法 d省略 e対句
問四 この詩がリズミカルで音読しやすいのはなぜですか。最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
a 同じ言葉を何回も使っているから。
b 易しい言葉をたくさん使っているから。
c 七音の言葉のまとまりを多く使っているから。
d 各行の音数を同じにしてあるから。
問五 下線部➊「なぜだかそれを捨てるに忍びず」と同じ内容を表している部分を詩の中から二つ探し、一行ずつ書き抜きなさい。
問六 下線部➋「どうしてそれが、捨てられようか?」とありますが、それはなぜか。詩の中から探し、「から」につながる形で書き抜きなさい。
問七 下線部➋「どうしてそれが、捨てられようか?」という一行には、作者のどのような思いがこめられているか。最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
a 落ちていたボタンは特に必要ないが、この日の思い出にとっておこう。
b 落ちていたボタンが月に照らされて美しかったので捨てられない。
c 落ちていたボタンが今の自分と似ている気がして、特に必要なないが捨てられない。
d 落ちていたボタンはいつの日か役に立つだろうからとっておこう。
月夜の浜辺の定期テスト過去問分析問題の解答
問一 口語自由詩
問二 六(連構成)
問三 c、e
問四 c
問五
1・月に向ってそれは抛れず
・浪に向ってそれは抛れず
問六 指先に沁み、心に沁みたから
問七 c
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