「いろは歌」は、仮名を重複させず47文字すべてを使うという巧みな工夫のもとに作られた、日本語の基礎とかたちを問う古典的な詩である。美しく咲き誇った花が散るように、世の中や人生の無常を歌ったその言葉は、ただの暗唱歌ではなく、日本語や文化、そして人生観への扉となる。
中学1年の学びとしては、単に原文を覚えるだけでなく、仮名の使われ方、古い表現、そして詩が伝える意味「この世は常ではない」という思想を理解することが大切だ。この記事では、定期テストでよく問われる「原文の書き取り」「現代語訳」「言葉の意味」「仮名遣いの読み替え」などの出題ポイントを整理し、効率よく学習できるように導く。
いろは歌の定期テスト過去問分析問題
次の歌を詠んで、次の問いに答えなさい。
1.色は匂へど
2.散りぬるを
3.我が世誰ぞ
4.常ならむ
5.有為の奥山
6.今日越えて
7.浅き夢見じ
8.( )
<現代語訳>
花は色鮮やかに咲き誇っているけれど
(花は)やがて必ず散ってしまうはかないものである。
私たちこの世の誰が
永久に変わらないことがあろうか
この人生の険しい日々を越えて、
今日も越えて(いくのだが)
はかない夢など見ることはしない
心をまどわされもしない
問一 1、2行目は「美しい花も必ず散ってしまう」といった意味ですが、この「花」の例からどんなことを言いたいのですか。次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア この世の中では、美しいものほどその変化が激しいのだ。
イ この世に一定のものはなく、全て変わっていくのだ。
ウ この世で変わるのは表面だけで、本質は変化しないのだ。
エ この世の全ては、永久に変わらずに続いていくのだ。
問二 3、4行目のような「永遠に変わらないものなどない」という考え方を無常観といいますが、その無常観が表れている四字熟語を一つ答えなさい。
問三( )に入る言葉を、歴史的仮名遣い(漢字を使わない)で五字で答えなさい。
いろは歌の定期テスト過去問分析問題の解答
問一 イ
問二 盛者必衰
問三 ゑひもせず

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