中学公民「三権分立の定期テスト過去問分析問題」です。
三権分立の定期テスト過去問分析問題
三権分立について、次の図を見えて各問いに答えよ。
(1)図中の➊と➋には、どんな語句があてはまるか答えよ。
(2)図中の➌は最高裁判所の裁判官を国民が監督することである。何というか答えよ。
(3)図中の➍は法律の制定や内閣の命令などが憲法に違反していないかを裁判所を調べる制度である。何というか答えよ。
(4)最高裁判所は、(3)の最終的な決定権を持っていることから、最高裁判所は何と呼ばれているか答えよ。
三権分立の定期テスト過去問分析問題の解答
(1)➊選挙 ➋世論
(2)国民審査
(3)違憲審査制
(4)憲法の番人
違憲立法審査権
違憲立法審査権(法令審査権)とは、法律・命令などが憲法に違反していないかどうかを判断する権限で、下級裁判所にもあるが、最高裁判所が最終的な決定権をもつ。このため、最高裁判所は「憲法の番人」ともよばれる。
事件にかかわりをもつ法律・命令などの憲法違反が確定したときは、違憲部分の定めは無効とされたり、処分の取り消しが行われたりする。その他に、最高裁判所は、下級裁判所からの上告について審理を行い、下級裁判所が裁判を行うすべての事件の 裁判権をもつ。また、下級裁判所の裁判官の指名権や訴訟に関する手続きや裁判所 の内部規律について規則を定める権限をもつ。
違憲立法審査権は、裁判所の訴えがあって初めて発動される。具体的な事件について法令を憲法違反とする訴えがない場合、裁判所には法令の違憲審査を行う権限はない。
- 終審裁判所…裁判において最終的な判断を下す裁判所。その判決は刑などの「確定」を意味する。
- 上告…第二審の裁判の判決を不服として、第三審を行う裁判所に、裁判のやり直しを求めること。
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