古墳時代に関する練習問題についてです。学習ポイントは、海外との影響にも配慮しながら、どう国が形成されていったのかが大事です。それでは、中学歴史の「古墳時代(大和政権・渡来人など)」のまとめ・練習問題です。
邪馬台国
1世紀ごろに小国分立、3世紀初めに卑弥呼が登場します。
- 奴国…奴国の王が、57年に中国の漢(後漢)に使いを送り、「漢委(倭)奴国王」の金印を授かる。
- 邪馬台国…約30の小国を従えていた。身分のちがいや貧富の差があった。
- 卑弥呼…邪馬台国の女王。239年に中国の魏に使いを送り、金印と「親魏倭王」の称号などが授けられる。
魏志倭人伝
中国の魏の歴史書。3世紀の日本について、邪馬台国などに関する記述が残っている。稲作が広まったことで、貧富の差が生まれて、国々が出現した。
大和政権
3世紀後半、王を中心に近畿地方の有力な豪速によってつくられた政府。
古墳
王・豪族などの権力者がほうむられた大きな墓。
- 前方後円墳…5世紀後半の仁徳天皇の墓といわれる大仙古墳(大阪府)に代表される形の古墳。
- 古墳文化…人・家屋・馬などの形をしたはにわが、古墳の上や周辺に置かれた。
- 大王…5世紀、九州から東北地方南部に支配を広げた大和政権の王は大王とよばれた。
大和政権の支配が広がり、古墳がさかんいつくられた時代を古墳時代という。
古墳文化
5世紀ごろの東アジアでは、中国が南北で国々が対立のし、朝鮮では高句麗、百済、新羅の3国の勢力争いをしていていました。
- 渡来人…朝鮮半島から日本列島に、一族で移住してきた人々。日本に大陸の文化や技術などを伝えた。
- 漢字…儒学(儒教)の書物とともに伝えられた。
- 仏教…6世紀半ばに、朝鮮の百済から伝わる。
- 技術…須恵器(高温のかまで焼く、かたい質の土器)。機織りの技術(絹織物)。農業用にため池をつくる技術が伝わった。
古墳時代に関する練習問題
次の問いに答えよ。ただし、( )には適語を入れよ。
- 57年に奴国の王が使いを送り、金を授かったのは中国の( )である。
- 3世紀に登場した卑弥呼は( )の女王である。
- 大和政権は、王を中心に( )地方の有力豪族によってつくられた政権である。
- 古墳の周りには、人・馬などの形をした( )が置かれた。
- 大和政権はの王は、( )と呼ばれた。
- 5世紀ごろの朝鮮半島では、( )・新羅・百済の3国が勢力を争っていた。
- 渡来人は、( )と呼ばれるかたい質の土器を日本に伝えた。
- 朝鮮半島から日本に移住し、大陸の文化や技術を日本に伝えた人々を何というか。
- 漢字と同時期に日本に伝えられた、中国で生まれた思想を何というか。
- 大仙古墳のような、方形の前部と円形の後部からなる代表的な古墳の形を何というか。
- 古墳のまわりや頂上に並べられた素焼きの土製品を何というか。
- 6世紀末、長い間国々の興亡が続いた中国を統一した王朝を何というか。
- 7世紀初めに中国を統一し、律令制度を整えて中央集権体制を確立した王朝を何というか。
- 紀元前1世紀におこり、朝鮮半島北部を支配し、4世紀末日本と戦った国を何というか。
- 4世紀に朝鮮半島西部におこり、6世紀に日本の朝廷に仏教や経典をおくって仏教を伝えた国を何というか。
古墳時代に関する解答
- 漢
- 邪馬台国
- 近畿
- はにわ
- 大王
- 高句麗
- 須恵器
- 渡来人
- 儒学(儒教)
- 前方後円墳
- はにわ
- 隋
- 唐
- 高句麗
- 百済
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