中3公民の「経済活動(企業・家計・政府の関係)」についてまとめています。企業・家計・政府の関係の図と絡めて出題されることも多く、大事な項目の1つです。それでは、中3公民の「経済活動(企業・家計・政府の関係)」のまとめをみていきましょう。
経済活動
毎日の生活に必要なもの(財)やサービスを生産し、それを必要とする人々の場所に移し(流通)、生活の中で消費する活動、生産・流通・消費という人間の活動を経済活動(経済)といいます。
- 家計…消費の主体であり、労働力を提供します。
- 企業…生産の主体であり、財・サービスを提供します。
- 政府…財政を通じて経済活動を行います。
市場と政府
市場経済において、民間企業だけが人々に必要なものやサービスを提供することはふかのうです。市場で供給されにくい、社会資本(一般に、教育施設、道路、港湾、水道などの公共施設)をつくったり、公共サービス(公的扶助など)を提供したりすることは政府の役割です。
国の経済は、生産・流通・消費の活動を繰り返しながら、成長しています。これを経済の循環といいます。そして、家計は、企業や政府(国)と結びついて、国の経済を成り立たせています。
家計の収入
家計とは、家庭の営む経済活動、すなわち家庭の収入と支出といいます。収入(所得)には、勤労収入、事業収入、財政収入などがあります。
- 勤労収入…会社(企業)や役所(政府)などに勤務する人が得る賃金などの収入のことです。
- 事業収入…個人が農業や商店、工場などを経営することによって得る収入のことです。
- 財産収入…その人の所有している財政から生まれる収入です。土地や建物から地代や家賃、預金や株式などから得る利子や配当などの収入のことです。
以上が、中3公民の「経済活動(企業・家計・政府の関係)」のまとめです。
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