高校入試の面接で「高校卒業後の進路について教えてください」と質問されることがあります。これは、受験生が将来をどのように考えているのか、高校生活をどのように活かそうとしているのかを確認するためのものです。しかし、「まだ具体的に決まっていない…」「どのように答えれば印象が良くなるのか分からない…」と悩む人も多いでしょう。
この質問では、「高校で学びたいこと」と「その先の進路」をしっかり結びつけて答えることがポイントです。たとえ将来の目標が明確でなくても、興味のある分野や努力したいことを具体的に伝えることで、面接官に良い印象を与えることができます。本記事では、高校入試面接で差をつける「高校卒業後の進路」の答え方のコツや、面接官に伝わる具体例を紹介します。しっかり準備をして、自信を持って面接に臨みましょう!
高校卒業後についてのポイント
高校卒業したらの質問に対して。「家族や友人との関係をよくしていきたい」「自分らしく生きたい」などといった、抽象的で感覚的な内容の回答はあまり好ましくありません。できるだけ具体的な将来の進路を、できれば社会とのかかわりまで意識した形で答えるようにします。また、その進路を実現するために高校でどんなことをしたいかについて述べてみてもいいでしょう。
■具体的な目標や職業がない場合
「まだ具体的な職業までは決めていないのですが、できれば子どもたちを健やかに育てることにかかわれるような仕事につきたいと思っています。」などのように、大きな枠組みで答えるといいでしょう。
■目標がある場合
「将来は国際的に活躍できるような職業につけたらよいなと考えています。そのためにはどうしても英語が必要になりますから、高校だけでなく、大学にも進学して 英語を勉強したいと思っています。」などのように具体的に回答します。
高校卒業後の回答例
高校卒業後の進路について、私は大学進学を考えています。特に魅力を感じているのは国際関係です。留学経験を通じて、異なる文化や価値観に触れ、自分の視野を広げ、新しい発見がたくさんありました。将来的には、NGOや国際機関で活動し、地域社会や国際社会に貢献できる存在になりたいと思っています。
この夢を実現するためには、大学でしっかりと専門的な知識を身につけると同時に、実践的な経験も大切にしたいです。フィールドワークやインターンシップを通して、現場での問題解決力や協力の重要性を学び、理論だけでなく実際の経験から得た洞察を活かしていきたいと考えています。
【まとめ】高校卒業後の進路について
あなたが自分の将来について、きちんとした目標を持っているかどうかを見る質問です。
ですから答えとしては、将来つきたい職業や、大学・短期大学・専門学校への進学希望などについて、ある程度具体的に説明できるようにしておきたいものです。
まだ具体的に決めていない場合は、大きな枠組みで、「こどもと関わる仕事」「人々の命を守る仕事」など、少なくとも将来に描いている進路の希望について、それに対するあなたの意欲をアピールすることが大切です。「決めていません」「わかりません」などという回答はよくありません。
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