中学理科「浮力のポイントまとめ」です。
水圧と浮力のポイント
(1) 水圧…水中にある物体にはたらく圧力。 水圧は、水にはたらく重力によって生じる。
(2) 水圧のはたらき方…あらゆる向きからはたらく。水の深さが深いほど大きくなる。
(3) 浮力…水中にある物体にはたらく上向きの力。
浮力の大きさ[N]=空気中で測定した値〔N〕-水中で測定した値〔N〕
(4) 浮力のはたらき方…水中にある物体の体積が大きいほど浮力は大きくなる。
(1) 水圧…水中にある物体にはたらく圧力。 水圧は、水にはたらく重力によって生じる。
(2) 水圧のはたらき方…あらゆる向きからはたらく。水の深さが深いほど大きくなる。
(3) 浮力…水中にある物体にはたらく上向きの力。
浮力の大きさ[N]=空気中で測定した値〔N〕-水中で測定した値〔N〕
(4) 浮力のはたらき方…水中にある物体の体積が大きいほど浮力は大きくなる。
【浮力について
水中では物体に上向きの力がはたらく。これを浮力という。浮力が生じるのは、水中にある物体の上面で下向きにはたらく水圧よりも、下面で上向きにはたらく水圧のほうが大きいからである。この差よって、物体に上向きの浮力がはたらく。
また、浮力は、沈めた深さと関係ありません。
浮力の性質
浮力は、物体が空気中にあるときのばねはかりの値と水中にあるときのばねはかりの値の差で求められる。
物体の左右の面には水圧が同じようにはたらくので、左右の面が受ける水圧はたがいにつりあい、浮力には関係しない。
物体が水面に浮いているとき、その物体の重さと浮力の大きさは同じといえる。そのときの浮力は、物体が押しのけた水の体積の水の重さに等しい。
浮力の求め方
<「浮力」の求め方の3パターン>
- 下面にはたらく水圧の大きさ-上面にはたらく水圧の大きさ=浮力
- 空気中での物体の重さ-水中での物体の重さ=浮力
- 物体がおしのけた水の体積(水につかっている体積)=浮力
水中の物体にはたらく浮力を調べる実験
<手順>
- 物体をばねばかりにつるし、目もりを読む。
- 物体を少しずつ水中に入れ、目もりがどう変化するか調べる。物体が全部水中に入ったときの目もりを読む。
- さらに水に沈めたとき、目もりがどうなるか調べる。
<結果>
空気中でのばねばかりが示した値 | 0.45N |
水中に浅く入れたときの値 | 0.30N |
水中に深く入れたときの値 | 0.21N |
- 浮力=0.45N-0.30N=0.15N
- 浮力は深さに関係なく一定である。
空気の圧力
空気には質量があり、地球をとりまく空気(大気)の重さによって生じている圧力を大気圧(または気圧)といい.います。
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