中2理科「肺のつくりとはたらきの定期対策テスト問題及びポイントまとめ」です。
【対策問題】ヒトの肺のつくりの定期テスト
【問1】図は、ヒトの肺のつくりを示している。次の問いに答えなさい。
(1)A、Bの部分を名称を答えなさい。
(2)肺にはBがたくさんある。このことは呼吸するうえで、どのように役立っているか。簡潔に説明しなさい。
(3)Bの周りを取り囲んでいる網状の血管を何というか。
(4)Bに向かう血液aに多く含まれ、Bから全身の細胞に流れる血液bに少ない物質は何か。物質名で答えなさい。
(5)Bから(3)の血管に取り込まれて全身の細胞へ運ばれ、細胞の呼吸で利用される物質は何か。物質名で答えなさい。
【問2】ヒトの肺は小さなふくろが多数集まってできています。次の問いに答えよ。
- 肺の気管支の先にあるうすい膜の小さなふくろを何というか。
- 肺胞のふくろのまわりを網の目のように取り巻く血管を何というか。
- 肺胞から、毛細血管に入る気体は何か。
- 肺胞が集まっているのは、呼吸するうえでつごうよい理由を【面積】【空気】という語句を用いて説明せよ。
【解答】肺のつくりの定期テスト
【問1】
(1)A気管 B肺胞
(2)空気とふれる表面積が大きくなり、酸素と二酸化炭素の交換を効率よく行える。
(3)毛細血管
(4)二酸化炭素
(5)酸素
【問2】
- 肺胞
- 毛細血管
- 酸素
- 空気にふれる面積が大きくなり、効率よく酸素と二酸化炭素の交換ができるから
【肺】呼吸器官のポイント
ヒトの呼吸器官は、鼻に始まって鼻孔→いん頭→こう頭をへて気管に続く。気管は2本の気管支に分かれ, 1対の肺にはいる。
- 気管支…肺の中でさらに枝分かれして小気管支となる。小気管支の先は、肺胞と呼ばれる小さな袋に なっている。肺胞のまわりには、毛細血管が網の目のようになってとりまいている。
肺のつくり
ヒトの呼吸器官は、鼻や口→気管→気管支→肺(肺胞)とつながります。
- 呼吸…全身の細胞が呼吸するのに必要な酸素を取り入れ、呼吸の結果生じる二酸化炭素を排出するはたらきがあります。
ヒトの肺で、外界と血液の間で酸素と二酸化炭素のやりとりが行われる部分は肺胞である。肺胞は非常にうすい膜でできていて、その内面の表面積は、左右の肺をあわせて約90mもある。 気管支の先端に多数の肺胞が集まったつくりとなっています。肺胞が多数集まっているのは、肺胞を取り巻く毛細血管と肺胞内の空気との接する面積(=表面積)を増やすためです。これにより肺胞に吸い込まれきた空気中の酸素と毛細血管を流れる血液中の二酸化炭素の交換が効率よく行われます。
肺胞中でのガス交換
- 血液中に溶けていた二酸化炭素は気体となり、肺胞へ出る。
- 酸素は血液中に入り、赤血球のヘモグロビンと結合する。
呼吸運動
肋間筋と横隔膜を使って、息を吸ったり、はいたりします。呼吸としっかり区別することが大事です。
呼吸運動の調節
呼吸運動の調節は、延髄によって自然に行われ延髄のところを通る血液中の二酸化炭素がふえると、延髄にある呼吸中枢が興奮し、これから、横隔膜・ろっ間筋の活動を活発にするように命令が出される。血液中の二酸化炭素の量が多くなりすぎると、呼吸中枢が麻ひする。こ れが窒息である。
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