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中2理科「日本の気圧配置図(天気図)の特徴」重要ポイントと読み方解説

日本の気圧配置図アイキャッチ画像 中2理科
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中学2年生の理科では、気象の基本を学ぶ中で「日本の気圧配置図(天気図)」の読み方や特徴を理解することが重要です。気圧配置図を読むことで、天気の変化や気象の予測がどのように行われるのかを知ることができます。この記事では、気圧配置図における高気圧、低気圧、前線などの特徴を分かりやすく解説し、天気図を読むためのポイントをまとめます。テスト対策にも役立つ内容なので、しっかりと理解を深めていきましょう!

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気圧配置図(天気図)

日本の天気気圧配置(中学理科)

気圧の種類 特徴 天気や気温の傾向
高気圧 ・周囲の気圧が低い場所を囲む。 ・晴れることが多い。
・時計回りに風が吹く。 ・空気が乾燥し、気温は昼間高く、夜間は冷えやすい。
低気圧 ・周囲の気圧が高い場所に囲まれる。 ・曇りや雨が多い。
・反時計回りに風が吹く。 ・気温は変化しやすく、風が強くなることがある。
前線 ・高気圧と低気圧の境目。 ・天気が急変することが多い。
・寒冷前線や温暖前線などがある。 ・寒冷前線では急に気温が下がり、温暖前線では雨が降る。
等圧線 ・気圧が同じ場所をつないだ線。 ・等圧線が密集していると風が強い。
・等圧線が広がっていると風は弱い。 ・等圧線が密集しているほど、天気が荒れることがある。

冬の気圧配置図

西高東低の気圧配置で、シベリア気団の影響。等圧線がたて型にのび、間隔がせまい。北西からの季節風が吹く。

  • 強い高気圧の影響:冬はシベリア高気圧が強くなり、晴れた日が多く、乾燥した冷たい風が吹く。
  • 西高東低の気圧配置:西高東低の気圧配置が特徴で、寒冷な北風が吹き込む。
  • 雪や吹雪:特に日本海側では、寒気と湿った空気がぶつかることで、雪が降りやすい。

夏の気圧配置図

南東(南)に大きな高気圧で、小笠原気団の影響。南東からの季節風が吹く。

  • 高気圧が強い:夏は太平洋高気圧が強まり、安定した晴天が続きやすい。
  • 梅雨前線:梅雨時期には、梅雨前線が停滞し、長期間にわたって雨が続くことが多い。
  • 台風の発生:夏から秋にかけて台風が発生しやすく、低気圧の影響で激しい雨や強風を伴う。

春の気圧配置図

移動性高気圧が日本上空を周期的に通過する。このため、周期的に天気が変化する。揚子江気団の影響。

  • 低気圧が発達しやすい:春は気温差が大きく、低気圧が発達しやすいため、天気が不安定になることが多い。
  • 寒冷前線の通過:寒冷前線が通過すると、急激に気温が下がり、雨や強風を伴うことがある。
  • 高気圧の勢力が弱い:高気圧の勢力が弱いため、晴れる日が少なく、曇りや雨が多い。

梅雨の天気図

梅雨(停滞前線ができる。前線の北側で雨が多い。オホーツク海気団小笠原気団の影響。

  • 高気圧と低気圧のバランス:梅雨期間中は、高気圧が東方に偏り、低気圧や前線が日本に接近してきます。このため、天気が不安定になりやすいです。
  • 湿った空気の流入:太平洋高気圧が日本の南に広がり、南から湿った空気が流れ込みます。これにより、雨が降りやすくなります。
  • 低気圧の通過:梅雨前線付近では、低気圧が通過することが多く、強い雨や雷を伴うことがあります。
  • 気温が高く湿度も高い:梅雨時期は、気温が高く湿度も高いため、蒸し暑さを感じることが多いです。

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