高校入試対策古文「十訓抄のよく出る問題」です。高校入試の古文で頻出する作品のひとつ、「十訓抄」。その中には、教訓や物語性を含む内容が多く、試験でも問われやすいポイントがたくさん詰まっています。
この記事では、「十訓抄」の中で特によく出題される内容や問題の傾向を詳しく解説し、効果的な対策方法を紹介します。入試本番で得点を伸ばすために、しっかりと準備を進めていきましょう!
【問題】十訓抄のよく出る問題
次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。※( )は口語訳
麻(あさ)の中の蓬(よもぎ)は(麻の中に生(お)い育つ蓬は)ためざるに(力を加えなくとも)、②おのづから直(なほ)し(まっすぐ伸びる)
といふたとひあり。蓬は枝さし(伸び方は)、直からぬ草なれども、麻に生(お)ひまじりたれば、ゆがみてゆくべき道のなき(曲がって伸びていく場所がない)ままに、心ならず(不本意ながら)、うるはしく(きちんとまっすぐに)生ひのぼるなり。
心の悪(あ)しき人(心のねじけた人)なれども、うるはしくうちある
人(正しく立派に過ごしている人)の中に交はりぬれば、さすが(そうはいっても、やはり)かれこれをはばかるほどに(あれこれと気づかうことが多くなり)、おのづから直しくなるなり。
十訓抄(じっきんしょう)
問1 ①こひねがふべきなりとありますが、この部分を「現代かなづかい」に直し、ひらがなで書きなさい。
問2 ②おのづからとありますが、この部分の意味として最も適当なものはどれですか。次のア~エの中から一つ選び、その記号を書きなさい。
ア 自然と
イ 高々と
ウ しっかりと
エ ゆっくりと
問3 本文の内容と合うものはどれですか。次のア~エの中から一つ選び、その記号を書きなさい。
ア 麻が蓬の中でまっすぐ育つたとえのように、心のねじけた人は周囲に気づかうことはない。
イ 麻が蓬の中でまっすぐ育つたとえのように、正しく立派に過ごしている人は良い友となる。
ウ 蓬が麻の中でまっすぐ育つたとえのように、心のねじけた人は良い友と出会うことはない。
エ 蓬が麻の中でまっすぐ育つたとえのように、良い友と出会うことにより人は正しくなる。
【解答・解説】十訓抄のよく出る問題の解答
問1 こいねがうべきなり
問2 ア
問3 エ
〈口語訳〉
ある人が言うことには、「人はよい友に出会うことを願い求めるべきだ」と。麻の中に生い育つ蓬は力を加えなくとも、自然とまっすぐ伸びるというたとえがある。蓬は伸び方は、まっすぐではない草だが、麻の中にまじって育つなら、曲がって伸びていく場所がないまま、不本意ながら、きちんとまっすぐに伸びるのである。心のねじけた人でも、正しく立派に過ごしている人の中にいっしょにいると、そうはいっても、やはりあれこれと気づかうことが多くなり、自然と正しくなるのである。

コメント