中学国語「字のない葉書の定期テストポイント・対策問題」です。
ポイント | 内容 |
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作者 | 向田邦子 |
ジャンル | 随筆(エッセイ) |
あらすじ | 戦時中、作者が子ども時代に体験した、父からの「字のない葉書」にまつわる思い出を描く。 |
主な登場人物 | – 作者(幼少期の邦子) – 父親 – 姉 – 妹 |
父親の性格 | 厳格で無口だが、家族思い。字が読めない妹に対して優しい行動を見せる。 |
「字のない葉書」とは | 戦争に行く前に妹へ送られた、文字の書かれていない葉書。父親の無言の愛情と不器用さを象徴している。 |
テーマ | – 家族の絆 – 父親の愛情 – 戦争の影響とその記憶 |
学習ポイント | – 葉書が持つ象徴的な意味を考える – 戦争と家族の関係について理解を深める – 作者の表現技法を学ぶ |
作者の伝えたいこと | 言葉にしなくても伝わる愛情や、戦争が家族に与えた影響の大きさを考えることの大切さ。 |
・象徴の読み取り: 父親の厳格さと優しさが、文字のない葉書を通じて伝わる点が重要です。
・戦争の背景: 戦争による家族の別れや日常の変化が、物語の背景にあります。
字のない葉書の定期テスト対策問題
教科書の「字のない葉書」の「一週間ほどで、初めての葉書~大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た。」の部分を読んで、次の問いに答えなさい。
問一 「赤鉛筆の大マル」とあるが、その後どのように、変わったか。文章中から順に、二つ書き抜きなさい。
問二 「間もなくバツの葉書も来なくなった。」の理由がわかる部分を十字で探し、初めの四字を書きなさい。
問三 「父も、この日は何も言わなかった。」とあるが、なぜか、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 小さいかぼちゃは、妹の大好物だったから。
イ 妹を喜ばせるためにしたことだったから。
ウ かぼちゃ以外の食べ物はたくさんあったから。
エ 妹が心配で、かぼちゃまで気が回らなかったから。
問四 「出窓で見張っていた事」とあるが、➊弟は、どんな気持ちだったか、簡単に書きなさい。➋弟と同じ気持ちが感じられる、父の行動を十一字で探し、初めの四字を書きなさい。
問五 「帰ってきたよ!」とあるが、この時の父親の気持ちを次から選びなさい。
ア 娘が元気に帰ってきたので、安心しうれしく思っていた。
イ つらい思いをし、病気になった妹が哀れでならなかった。
ウ 自分が疎開先まで迎えに行けず、すまないと思っていた。
エ 別の場所へ疎開させたほうがよかったと、後悔していた。
問六 「大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た。」とあるが、このときの「私」はどんな気持ちだったか、次から選び記号で答えなさい。
ア 近所の人が見たら恥ずかしいと心配する気持ち。
イ 大人の男が大声を出して泣くのを変に思う気持ち。
ウ 子どもへの父の愛情に胸がいっぱいになる気持ち。
エ 父が妹を大事にするのをうらやましく思う気持ち。
問八(新出漢字)次の下線部の漢字の読みを書き、カタカナは漢字に直しなさい。
1 美しい宮殿
2 お城の御殿
3 お城の殿様
4 高殿を見上げる
5 竹の地下茎
6 花の茎を観察する
7 六畳の部屋
8 服を畳む
9 畳を新しくする
10 テンカブツを減らす
11 手紙をソえる
12 イゲンを保つ
13 サイマツ大売出し
14 おセイボが届く
15 意志のソツウ
16 ゼツメツした生物
17 生物がホロびる
18 日焼けしたハダ
19 エンピツで書く
20 ナマリ色の空
字のない葉書の定期テスト対策問題の解答
問一 ア:小マル イ:バツ
問二 百日ぜき
問三 イ
問四 ➊妹の帰りをまちわびる思い ➋はだしで
問五 イ
問六 ウ
問七 (例)普段は見せることのない父の娘たちへの深い愛情
問八
1きゅうでん
2でん
3とのさま
4たかどの
5ちかけい
6くき
7ろくじょう
8たた
9たたみ
10添加物
11添
12威厳
13歳末
14歳暮
15疎通
16絶滅
17滅
18肌
19鉛筆
20鉛
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