高校入試テスト対策「作文の書き方・原稿用紙の使い方」についてまとめています。そもそも作文とは、与えられた課題に基づいて文章書くこと。また、その文章のことです。それでは、高校入試テスト対策「作文の書き方・原稿用紙の使い方」です。
作文の基本
題などの条件が決められている作文では、条件に置合わせて材料をそろえ、指示された段落構成、字数などを守って書くことが必要です。
- 原稿用紙を正しく使います。
- 語句を適切に使い、正しい書き方で、言葉の決まりにしたがって書きます。
- 与えられた条件にしたがった内容・構成・分量(字数)で書きます。
原稿用紙の使い方
- 書き出し、段落の初めは一字さげます。
- 文字や句読点などの符号は一マスに一つ書きます。
- 会話文は原則として改行して、かぎかっこ(「 」)で囲んで書きます。
- 会話文の終わりの句点(。)と閉じるかぎかっこ(「 」)は一マスに書きます。
- 句読点(。と、)と閉じるかぎかっこが行の初めにくるときは、前の行の最後のマスに、
- 文字といっしょに入れるか欄外に書きます。
作文を書く手順
与えられた条件にしたがって、作文を書くときには。指示されえいる内容・構成・分量などを確認します。
- 内容…何について書くのか。
- 構成…段落分け (例)前半は、自分の意見。後半は、理由と結論など
- 分量…字数・原稿用紙の書式、枚数など
題材を集めるときは、主題(内容)に関わりのある経験や見聞などを思い出します。
- 自分の行動・様子
- 家族や周りの行動・様子
最初は、思いついたことからメモをすればいいでしょう。
作文のポイント
集めたメモから必要な情報や作文に書きやすそうな情報を選び出し、文章構成を考えます。
- 書き出し(主張)→展開(理由・例)→結び(結論)という流れを意識します。
- 効果的なまとめ方を考えます。
- 原稿用紙の使い方に注意します。
- 見直し点検をします。
禁止事項
- 「です。ます。」「だ。である。」 どちらかで統一する。
- 話し言葉は使わない。
- 設問の条件にあわせて記述する。
- 制限字数の9割以上は書く。
題材となるテーマ
- 時事問題
- 家族の在り方
- 高校生の過ごし方
- スマートフォンの使い方
- 日本の伝統文化
- 日本の食生活
- 少子高齢化
- 情報化社会
- グローバル化
- 地域活性化
など、グラフや統計データとともに出題される傾向があります。
作文の種類
課題にしたがって書く作文には、パターンによっていくつかの種類があります。
題を決められて書く作文
名について書くのか、題やテーマが決まっていて、それに合わせて題材を集めて書いていきます。(好きな科目について書け、高校生で頑張りたいことなど)
<ポイント>
- 題の意味や、その意図、テーマとなる内容をとらえてかきます。
- 題に合わせていくつかの材料をそろえます。
- 条件に沿って、文章の展開や段落構成を考えます。
立場を決めて書く作文
2つ以上の意見が提示され、どの意見に賛成かあるいは反対か、自分の立場を決めて書く。(中学生がスマートフォンを持つことはよいか。など)
<ポイント>
- いくつかの意見のそれぞれの内容を理解します。
- 意見をよく比較して長所や短所をとらえます。
- どの意見に賛成するか、自分の立場を決めます。
- その意見に賛成の立場をとる根拠を整理します。
- 選ばなかった意見に反対の立場をとる根拠を整理します。
- 最終的な自分の考えをまとめます。
データ分析型作文
表やグラフをなどの資料を読み取ってわかったことを説明し、それについての自分の考えを書きます。(子ども出生率についての推移など)
データとは、調査に基づいた客観的な数値。これをグラフや表にしてわかりやすく提供されます。提供された資料を分析して、内容を理解し、調査の結果や問題点を説明する文書が、データ分析型作文です。
<ポイント>
- グラフや表は何について調べたものかを確認する。
- データを正確に読み取る。(グラフの縦軸・横軸の関係/表の項目の関係/数値などのデータの変化からわかること)
- データからわかったことを整理する
- 自分の考え、意見をまとめます。
大きく数値が変化しているところや、極端に数値が多いところ、少ないところに着目しましょう。また、データはどんな事実を物語っているか、その事実からどんな問題点が浮かびかがっているかを確認しましょう。
推敲の観点
- 考えはわかりやすくまとめられているか。
- 論旨に矛盾や飛躍はないか。
- 段落構成は指定に合っているか。
- 誤字・脱字・漢字やかなづかい・送り仮名の間違いはないか。
- 主語と述語の対応、敬語、あいまいな表現など、文法的な間違いはないか。
- 文体(「です・ます」調、「だ・である」調か)は、統一されているか。
- 句読点や、かぎかっこなどの符号の使い方は適切か。
など。
以上が、高校入試テスト対策「作文の書き方・原稿用紙の使い方」となります。
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