中1理科の「隆起と沈降」についてまとめています。大きな地震による土地の上下動でつくられる地形があります。その地形をつくるうえで出てくるのが、隆起と沈降です。深く掘り下げていきます。それでは、中1理科の「隆起と沈降」のまとめです。
隆起と沈降
大地は、わずかずつではですが、上がったり(隆起)、下がったり(沈降)しています。このような変化が 長く続くと何十mにもなり、その証拠が地形などに残されます。 これは、特に川岸や海岸の地形に特徴的に現れます。
土地の隆起と地形
土地の隆起という場合は、一般に海面を基準にした表現であって、海水面が下がった(海退) ともいえます。実際には陸地が変化する場合もあり、海水面が変化する場合もあります。 土地が隆起(または海退)すると、海岸付近や川岸に階段の地形(元)ができることが多いです。また、海岸のがけないの高いところに海の生物のすんだあとや、海水の侵食のあとなどが見られることもあります。
海岸段丘
海岸付近に見られる階段状の地形で、1段の場合もあり、2段・3段になっていることもあります。段丘面は比較的平らで急斜面で下の段丘と接しています。
河岸段丘
川の両岸または片方の岸に見られる階段状の地形で、海岸段丘と同じように土地の隆起によってできます。また、ときには大水などによってできることもあります。
土地が隆起すると川底は上がり、このため川の侵食作用 (特に川底をけずる作用)が再び活発になります。こうして、今までの川原(河床)よりも1段低い新しい川原ができ、古い川原は段丘面となります。
土地の沈降と地形
土地が沈降したり、海水面が上がったり(海進)した場合は、海岸の地形にその証拠が残ります。リアス(式)海岸やおぼれ谷などがその例でス。
リアス式海岸
海岸線の出入りの多い複雑な海岸のこ 土地の沈降の証拠の1つになります。
海底は、土砂の堆積が行われるため起伏が少ないですが、陸地特に山地)は侵食がはたらき、起伏の多い地形になります。このような土地が沈降すると、低いところ(谷)に海水が侵入し、等高線に沿った複雑な海岸線ができます。こうして海底にしずんだ谷を、おぼれ谷といいます。
また、山頂部だけが海面からつき出て島となって残ることもあります。リアス(式)海岸には、こうしてできた島が多く見られることが多いです。このような地形を多島海といいます。
コメント
いつも勉強させていただいております。
あつしと申します。
写真・画像をお借りしたくご連絡させていただきました。
私はTwitterやYouTube等のSNSで
世界遺産についての教育系コンテンツの運営しておりまして、
そこで「Monmoo」御中のHPに
掲載している隆起と沈降の画像の利用を希望しています。
白神山地編で使用したいと考えております。
大変恐縮ですが、画像の利用は可能でしょうか。
よろしくお願いいたします。
お問い合わせありがとうございます。
ぜひ、ご使用ください。
迅速な回答ありがとうございます。
承諾いただきまして、ありがとうございます。
使用させていただきます。