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中1理科「水中の微生物のポイントまとめ」

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中1理科の「水中の微生物」についてまとめています。水中の微生物は、肉眼では見えにくくほ、ほとんど見えないものが多いです。そのあたりについて、記述しています。それでは、中1理科の「水中の微生物」のまとめです。

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水中の微生物

わたしたちの身のまわりには、肉眼ではよく見えないか、あるいはまったく見ることのできない小さな生物がたくさん生活している。このような生物を微生物という。

微生物のからだは、単細胞や多細胞からできていて、くわしく調べるには顕微鏡の助けをかりなくてはならない。微生物のうちでも、細菌類は特に小さく、長さが1um (1000分の1mm)以下のものもある。

単細胞生物

水中の微生物イラスト
単細胞生物のからだのつくりは、ケイソウ類や原生動物のように、からだがただ1つの細胞からできている生物で、ほとんどの単細胞生物は、顕微鏡でなければ見ることはできない。単細胞生物では、すべてのはたらきが1個の細胞によって営まれている。そのために、たとえば食物をとり入れる細胞口や、食物を消化し、吸収する食胞、周期的に縮んで、細胞内でいらなくなった不要物を排出する収縮胞などがある。

単細胞生物の例

  • 原生動物アメーバツリガネムシ・ラッパムシ・ヤコウチュウなど。
  • ケイソウ類などの植物の一部…ハネケイソウ・クロレラ・ ミカヅキモなど。
  • その他…ナットウ菌、大腸菌、コレラ菌などの細菌類。
細胞器官
食胞、収縮胞、せん毛べん毛などのようなものを、細胞器官といい、複雑なつくりをもつ多細胞生物の器官とは区別している。原形質(細胞の主体で、生活機能の基礎となっている構成物質で、核と細胞質に大別される)が分化して、器官のようなはたらきをする構造。

多くの同種の生物の個体がからだの一部で、互いに結合して生活することを群体という。細胞による機能の分化は見られないが、ボルボックスなどでは細胞による機能の分化が見られる。

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淡水の中にいる原生動物

淡水の中には、いろいろな小さな動物が生活している。これらの小さな動物はからだのつくりが最も簡単な動物のなかまなので、原生動物と呼ばれる。

原生動物
動物分類上の一門。1つの細胞からなる最も原始的な動物群。1個の細胞が部分的に分化して、種々の器官に相当する構造をつくる。

ゾウリムシ

ゾウリムシ
水田の水などに多い。からだのまわりに ある細かい毛(せん毛)を動かして、水面や水中を泳ぐ。

アメーバ

アメーバ
池や沼の底のどろや水草・落ち葉の上などをよくさがすと、大きなものは肉眼でも見つかる。からだはほとんど透明で、仮足をのばして、からだの形を変えながら、ゆっくりとはいまわる。

ツリガネムシ

池や沼などの底の落ち葉の上などに細長い柄でついていて、柄をのばしたり縮めたりしているのを見ることができる。

ミジンコ

ミジンコ
多細胞の動物であり、1mm程度の大きさがあるので、はねるように泳ぐようすを肉眼でも観察できる。

緑ソウ類

光合成をし、アオミドロのような目に見える糸状のソウ類のほかに、小さなものもたくさんすんでいる。ミカヅキモやクロレラは単細胞(ただ1個の細胞)でできているが、クンショウモやボルボックスは、多数の細胞が集まっている群体である。また、動かないものが多いが、ボルボックスなどは活発に泳ぎまわる。

ケイソウ類

光合成をし、すきとおった殻をもっていて、この殻に二 酸化ケイ素という物質が含まれている。ケイソウというのは、ケイ素を含んだソウ類という意味である。淡水産のものと海水産のものがある。多くのケイソウの死がいが水底に積もり、長い年月かかってかたまったものが、ケイソウである。黄色みがかった緑色をしている。

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海水の中の小さな生物

海水の中にも、いろいろな種類の小さな生物がすんでいる。2本のべん毛と固い殻をもち、刺激をあたえると青白く発光するヤコウチュウ、赤潮を引き起こす原因になることがあるソノモやツノケイソウなどがいる。

ブランクトン

水中で浮遊生活をする生物 (浮遊生物)の総称。分布区域によって、淡水プランクトンと海水プランクトンに分けられる。特に、せん毛などの運動器官を使って動き、ほかのプランクトンなどを食べて生活するものを動物プランクトンといい、葉緑体で光合成を行うものを植物プランクトンという。

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