世界遺産が最も多い国「イタリア」についてです。サッカーやファッションの盛んな国というイメージもありますが、ローマ帝国をはじめとした世界遺産が最も多い国でもあります。それでは、中学地理の世界遺産が最も多い国「イタリア」のまとめについてみてみましょう。
イタリア
世界遺産が世界で最も多いイタリア。イタリアは文化・経済ともに先進国であり、ユーロ圏では第3位、世界では第8位の経済大国。
- 国土…約30.1万キロ平方メートル
- 人口…約6000万人
- 気候…国土の大部分は温帯に属する。地中海性気候が農業と歴史に大きく影響
- 世界遺産…ローマ帝国の遺産があり、世界遺産の数は世界一。
- 地中海式農業…ぶどう、オリーブは世界有数の生産。
- バチカン市国…ローマ市内にある世界最小の国。
イタリアの自然
長靴の形の国土で火山も多い。イタリアは、地中海に突き出した長靴のような形をしたイタリア半島と多くの島々からなる国である。アルプス・ ヒマラヤ造山帯に属するため、山がちで火山も多いが、北部には平野も広がる。
気候は大部分が温帯の地中海性気候 に属し、夏は雨が少なく乾燥し、冬に雨がやや多く降る。
イタリアの歴史
かつてローマ帝国が繁栄。2000年ほど前にはローマ帝国がこの地を中心に勢力を広げ、繁栄した。
また、14~16世紀にはルネサンス文化が花開き、大航海時代の技術や文化を支えた。しかし、国土の分裂が長く続き、19世紀後半にようやく統一が実現した。
首都ローマの中には世界最小のバチカン市国が存在する。
イタリアの農業
北部で工業、南部で農業がさかん。ファッションの発信基地。北部のポー川流域にあるパダノ=ベネタ平野はイタリアを代表する穀倉地帯で、米や小麦の生産がさかんである。
いっぽう、山がちな南部では地中海式農業によるぶどう、オリーブの生産がさかんで、生産量はともに、世界有数である。
イタリアの工業
工業では、北部のトリノ, ミラノ, ジェノバを結んだ三角地帯が、豊富な資源と人口の多さによって工業の中心になっている。港町のジェノバでは鉄鋼業や造船業が、トリノでは自動車工業が、ミラノではファッションに敏感な国柄を背景に、繊維工業が発達している。
いっぽうの南部では工業の発達が遅れており、北部の工業地域やEU諸国に出稼ぎに出る人も多い。この南北の経済格差をどのように解消するかがイタリアの課題となっている。
以上が、中学地理「イタリア」ポイントまとめとなります。
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