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中学地理「北海道地方の特徴」

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中学地理の「北海道地方」のまとめです。農業を観光業については確実に覚えておこないといけないのが、北海道です。また先住民族のアイヌについても学んでおきましょう。それでは、中学地理の「北海道地方」のまとめです。農業や漁業について、地域名や特産物など混同しないように気をつけながら確認していきましょう。

▼北海道地方を極めよう!
中学地理「北海道地方の一問一答」
中学地理「北海道地方の対策問題」
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北海道地方の概要

北海道地方の地形図
北海道地方は、山地の東西に広大な平地が広がり、冷涼な気候。

  • 地形…中央に山地が南北に2列連なる。
  • 山地…日高山脈と北見山地。その間に大雪山など。
  • 平地…山地の西側に石狩平野・上川盆地。東側に十勝平野・根釧台地が広がる。
  • 北方領土…日本固有の領土だが、現在ロシアが占拠。

北海道地方の気候

冷帯に属し夏は短く冬が長い。梅雨がない。

  • 日本海側…冬は北西の季節風の影響で雪が降る。
  • 太平洋側…夏は南東の季節風が寒流の影響を受け、濃霧が発生するため、晴天の日が少なく気温が低い。
  • オホーツク海沿岸…冬に流氷が押し寄せる。
  • 内陸部…冬の寒さが厳しい。

家屋は二重窓など、寒さに対応した工夫が行われている

アイヌ

明治時代以降、本格的な開拓が行われる。

  • 先住民族…アイヌの人々。独自の文化を持って生活。
  • 明治時代…北海道開拓使が置かれ、屯田兵などにより大規模な開拓。アイヌの人々は土地を奪われ、人口も減少。

札幌市

札幌市は、北海道の人口の3分の1以上を占める。政令指定都市。アイヌの人たちの文化引き継ぐ努力が行われている。

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北海道地方の産業

広大な土地・好漁場を生かした産業が発達。

  • でい炭地…気温が低いため、植物がくさらず湿地などに不完全に炭化してできた土地。そのままでは農業に適さない。石狩川下流の篠津原野では、大規模な客土(目的をもって他の地から土を持ってくる)工事によって土地の改良を行った結果、米作りがさかんになった。

北海道地方の農業

広大な土地で機械化がされた大規模な農業を行う。

  • 稲作…石狩平野、上川盆地が中心。客土(目的をもって他の地から土を持ってくる)による土地改良・稲の改良を行い、全国有数の米の産地となる。
  • 畑作…十勝平野が中心。寒さに強い小麦・てんさい・じゃがいも・あずきなどの栽培。畑作と酪農を組み合わせた混合農業も行う。
  • 酪農…根釧台地、十勝平野など生乳を乳製品に加工。

北海道で酪農がさかんな理由

  1. 気候がすずしいため、よい牧草や、えん麦などの飼料をつくりやすい。
  2. 乳牛をかえば、長い冬にも仕事があり、収入をふやすことができる。
  3. 最近の食生活の変化で乳製品の消費量がふえた。

北海道地方の漁業

北海道の漁獲量が全国一。養殖業もさかん。

北海道地方の工業

地元で生産された農産を加工する食品工業が発達。現地の木材を原料とする製紙工場もある。

北海道地方の観光産業

過ごしやすい夏に多くの観光客。新千歳空港は、東京国際空港との路線は国内線で利用客最も多い。海外からも多くの観光客が訪れる。知床は、世界自然遺産に登録。豊かな自然・温泉・流氷。

北方領土問題

千島列島のうち、もともと日本領土であった国後島・択捉島・歯舞群島・色丹島の島々は、第二次世界大戦後ソ連(現在はロシア)が占領してきたが、日本はその返還を強く求めている。

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