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中1理科「蒸留(水とエタノールの混合物の実験)のポイントまとめ」

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中1理科の「蒸留(水とエタノールの混合物の実験)」についてまとめています。蒸留(蒸留とは、液体を沸騰させて、出てくる期待を冷やして再び液体にして取り出すこと)の水とエタノールの混合物の実験です。沸点の違いを利用することがポイントです。蒸留の実験を詳しくみていきましょう。それでは、中1理科の「蒸留(水とエタノールの混合物の実験)」のまとめです。

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【ポイント】蒸留の実験について

蒸留の実験問題図
水50cm3とエタノール50cm3を混ぜたものを加熱。

蒸留の実験の注意点

  • 急な突沸を防ぐため、沸騰石を入れておきます。
  • 加熱は一定の強さで行い、時間と出てくる蒸気の温度との関係を記録します。

蒸留の実験の手順

  1. 沸騰が始まったら、出てきた液体を試験管Aに約5cm3分集める。
  2. さらに加熱を続け、フラスコ内の液体が1/3くらいになったら、出てきた液体を試験管Bに約5cm3分集める。
  3. 試験管A, Bに集めたそれぞれの液体について、次のことを行ってみる。

蒸留の実験の考察

  • においをかいでみる。
  • 塩化コバルト紙につける。
  • 液体をひたしたろ紙をペトリ皿に置き、火をつける。

(注意点)エタノールは燃えやすい液体なので、この装置のように直接加熱しない方法をとります。

蒸留の実験の実験の結果

【1】におい

  • 試験管Aの液体 (はじめに出てきたもの)…エタノールのにおい
  • 試験管Bの液体 (あとから出てきたもの)…少しエタノールの においがする

【2】塩化コバルト紙につけたとき

  • 試験管Aの液体 (はじめに出てきたもの)…赤色に変化
  • 試験管Bの液体 (あとから出てきたもの)…赤色に変化

【3】火をつけたとき

  • 試験管Aの液体 (はじめに出てきたもの)…火がつく
  • 試験管Bの液体 (あとから出てきたもの)…火はつかない

蒸留の実験でわかったこと

水とエタノールの混合物を蒸留すると、はじめに沸点の低いエタノールが多く出て、あとから水が出てくる。(ただし、水とエタノールは沸点が近いため、それぞれ純粋な物質が得られるわけではありません)

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蒸留以外に混合物を分ける方法

蒸発法と再結晶があります。

蒸発法

水がなくなるまで加熱し、蒸発させる。
[液体+固体]を分ける。〔例〕水+食塩 [食塩水]

再結晶

溶媒(水)にとけている物質を、温度を下げていくことで結晶として取り出す。
[液体+固体]を分ける。〔例〕ホウ酸など

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