中1国語「竜の定期テスト対策問題」です。中学1年生の国語教材で扱う『竜』は、不思議な世界観と奥深いテーマが魅力の作品です。この物語では、人々の心に秘められた思いや、現実と幻想の境界が描かれており、読者にさまざまな解釈を促します。定期テストでは、登場人物の心情や物語の展開、象徴的な描写がよく問われます。本記事では、テストで押さえるべき重要ポイントや、頻出の問題形式を丁寧に解説。『竜』の魅力を感じながら、テスト対策を万全にしていきましょう!
・気が弱く、引込み思案な竜の三太郎の心情の変化に気をつけよう。
【中1】竜の定期テスト過去問分析問題
教科書の「竜」の文章を読んで次の問いに答えなさい。
問一 「大きなうなぎ」とあるが、大きなうなぎの正体を文章中から抜き出しなさい。
問二 「なま暖かい空気」とあるが、それは何か文章中から抜き出しなさい。
問三 「きゃっとわめいて、飛び上がった」のはなぜか、文章中から抜き出しなさい。
問四 「すっかり元気をなくしてしまった。」とあるが、なぜか。次から適切なものを1つ選び記号で答えよ。
ア 人間がさわぐため、ため息一つ、くしゃみ一つできなくなったから。
イ 人間をけちらすために、沼から顔をださなくてはならないから。
ウ 人間に姿を見られたことで、沼に住む生物に迷惑をかけているから。
エ 人間が三太郎を退治するために、沼の周りで待ち構えているから。
問五 「百姓たちは盛り上がって喜んだ。」のはなぜか、文章中の言葉使って書きなさい。
問六 「けがの功名」はどのような意味か。次から適切なものを1つ選び記号で答えよ。
ア 災難や何気なくしたことが思いがけずよい結果を生むこと
イ 二者が争っているのに乗じて、第三者が利益を得ること
ウ 日ごろの善い行いが、いざというときに役立つこと
エ 結果がよければ、その過程はそこまで大事ではないこと。
問七 (新出漢字)次の文中の下線部の漢字はひらがなに、カタカナは漢字に直しなさい。
1 竜神の伝説
2 竜巻が発生する
3 四輪駆動の車
4 馬が草原を駆ける
5 城に突入する
6 突き当たりを曲がる
7 文字を変換する
8 空気を入れ換える
9 敵地に潜入する
10 小屋に潜む
11 海に潜る
12 川で釣りをする
13 知人を委員に推す
14 思わず苦笑する
15 笑みがこぼれる
16 ヌマチを歩く
17 インキョ生活を送る
18 宝をカクす
19 シツドの高い部屋
20 布をシメらせる
21 年収にヒッテキする
22 サンビキの犬
23 コシを痛める
24 親知らずのバッシ
25 地面がチンカする
26 力をヌく
27 ビセイブツの研究
28 陸地がシズむ
29 気球がフジョウする
30 風船がウかぶ
【中1】竜の定期テスト過去問分析問題の解答
問一 三太郎のひげ
問二 三太郎の吐いた息。
問三 人に見つかって、脅かされたから。
問四 ア
問五 日照り続きで困っていた田畑一面に大雨が降ったから。
問六 ア
問七
(1) りゅうじん
(2) たつまき
(3) くどう
(4) か
(5) とつにゅう
(6) つ
(7) へんかん
(8) か
(9) せんにゅう
(10) ひそ
(11) もぐ
(12) つ
(13) お
(14) くしょう
(15) え
(16) 沼地
(17) 隠居
(18) 隠
(19) 湿度
(20) 湿
(21) 匹敵
(22) 三匹
(23) 腰
(24) 抜歯
(25) 抜
(26) 沈下
(27) 沈
(28) 微生物
(29) 浮上
(30) 浮
『竜』の重要ポイントまとめ
1. あらすじと結末
三太郎は気が弱く、沼の底でひっそりと暮らしていました。ある日、釣り人の楢やんに姿を見られたことから人々の注目を集め、外に出られなくなってしまいます。しかし、再び人々の関心が薄れた頃、思い切って飛び出す決心をします。その結果、三太郎は「龍神様」としてまつりあげられ、再び沼の周りに人が集まり、外に出られなくなってしまいました。
2. 三太郎の心情の変化
初め:気が弱く、沼の底でじっとしている。
中盤:人々に姿を見られたことで外に出られなくなり、息苦しさを感じる。
終盤:再び人々の関心が薄れたことで、思い切って飛び出す決心をする。
3. 比喩表現と擬態語
・比喩表現
「巨大な竜」→どじょう
「ひげ」→うなぎ
三太郎の息苦しさ→灰色の砂漠
・擬態語
「しずしずと底に潜り」など、状態や動作を表す言葉に注目。
4. ことわざ「けがの功名」
「けがの功名」とは、過失と思われたことや、なにげなくやったことが、意外によい結果になることを指します。物語の中で、三太郎が思い切って飛び出したことが、結果的に人々に喜ばれる出来事となったことが、このことわざに該当します。
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