高校入試やテストに出る社会科歴史「歴代天皇陛下」まとめです。
歴代天皇陛下
天皇陛下の名前だけでなく、やったこと、その時代の主な出来事なども合わせてセットで覚えていくといいでしょう。それでは、高校入試やテストに出る社会科歴史「歴代天皇陛下」まとめをみていきましょう。
仁徳天皇
5世紀ごろ、大仙古墳(大阪府)に代表される形の前方後円墳
推古天皇
聖徳太子は、推古天皇の摂政となり、蘇我馬子と協力し、中国や朝鮮に学んで、大王中心の政治制度を整えようとする。摂政とは、天皇が女性や幼少の時に代理として政治を行うことです。
天武天皇
天武天皇は壬申の乱の後、畿内の有力豪族が没落したことにより相対的に権力を強め、親政を行った。天武天皇は仏教を尊重して大寺院を建立する一方、僧尼を規制し、仏教を国家統制の下に置いた。
持統天皇
持続天皇は、もと天武天皇の皇后であったが、夫・天武天皇や息子・草壁王子の死後、自ら皇位につき、また孫・文武天皇の即位も実現している。 持統天皇は庚寅年籍を制定した。
元明天皇
在位:707年-715年
平城京への遷都を行った。その他、和銅開珎の鋳造、古事記選進などを実施。
聖武天皇
在位:724年-749年
仏教で国を守ろうと国ごとに国分寺・国分尼寺、都に東大寺を建てた。その頃に天平文化が栄えました。
桓武天皇
在位:781年-806年
都を平安京(現在の京都)に移し、政治を立て直す。これ以後の約400年を平安時代といいます。坂上田村麻呂は、東北地方の蝦夷をおさえるために征夷大将軍に任命されます。
清和天皇
在位:858年-876年
平安時代中期の天皇で、彼の治世は藤原良房が摂政として実質的な政権を掌握していたため、摂関政治の始まりとされています。清和天皇自身は幼少で即位し、政治の実務は主に藤原良房が担いました。荘園の設置が進み、貴族や寺社が私有地を拡大し、地方支配を強化しました。
醍醐天皇
在位:897年-930年
延喜の治(えんぎのち)といわれる政治改革を行う。この時期、天皇親政が強調され、貴族政治の乱れを正し、律令制の再建に努めました。具体的には、土地の不正取得を防ぐために班田収授法を徹底し、税制の見直しを図りました。また、延喜格式の編纂を進め、律令制度の整備を目指しました。文化面では『古今和歌集』の編纂が行われ、和歌文学の発展が促進。
白河天皇
豪族が武士団を形成。平氏と源氏が二大勢力となります、院政は、白河天皇が次の天皇に位をゆずり、上皇として政治の実権をにぎって行った政治。
後白河天皇
在位:1155年-1158年
平安時代末期の天皇で、その後も院政を通じて長期間にわたり実質的な政治権力を握りました。
平治の乱(1159年-1160年)…平清盛と源義朝の対立に際し、後白河天皇は平氏を支持。これにより平清盛が政権を握り、平氏政権の確立を後押ししました。
後鳥羽天皇
1221年に承久の乱を起こし、幕府をつぶそうとする。→その後、朝廷の監視施設である六波羅探題を京都に設置される。
後醍醐天皇
1333年、鎌倉幕府が滅んだあと、後醍醐天皇が行った政治が建武の新政。公家中心の政策で、武士たちの不満が高まった。足利尊氏は、武士にによる復活を呼び掛けて挙兵し、京都に攻め込んで後醍醐天皇を追放した。
明治天皇
在位:1867年-1912年
日本が封建制度から近代国家へと変革する重要な時期でした。明治天皇の治世で実施された主な政策と出来事を以下になります。テストや入試で頻出です。
- 明治維新(1868年)…政府の中央集権化と天皇親政を掲げ、封建制度を廃止。明治政府が樹立されました。
- 五箇条の御誓文(1868年)…国民の総意に基づく政治を目指し、開国和親や知識の普及を図るための基本方針を示しました。
- 版籍奉還と廃藩置県(1869年・1871年)…藩主から土地と人民を天皇に返還させ、全国を府県に再編。中央集権体制を強化しました。
- 地租改正(1873年)…土地の所有権を確立し、地租を金納とする税制改革を実施。国家財政の安定化を図りました。
- 学制改革(1872年)…近代教育制度を整備し、全国に小学校を設置。義務教育を導入し、国民の教育水準を向上させました。
- 大日本帝国憲法の制定(1889年)…近代的な憲法を制定し、立憲君主制を確立。帝国議会を設置し、議会政治が始まりました。
- 軍備拡張と日清・日露戦争(1894年・1904年)…軍備を拡張し、日清戦争・日露戦争を勝利に導き、国際的な地位を向上させました。
昭和天皇
アメリカが8月6日広島、8月9日長崎に原爆を原子爆弾を投下する。1945年8月14日に、日本がポツダム宣言を受諾し、翌15日天皇がラジオ放送(玉音放送)で国民に知らせた。第二次世界対戦が終わる世界で5000万人を超える犠牲者を出した、第二次生世界大戦が集結する。(ポツダム宣言)
- 禁中並公家諸法度…天皇公家の行動規制
- 尊王攘夷運動…天皇を尊ぶ尊王論と外国の勢力を排除しようとする攘夷論が結びついた。幕府に対する反対運動。
- 国事行為…天皇は、内閣の助言と承認に基づいて、憲法第6条や第7条に定められている以下の行為を行うが、天皇の行為は、すべて形式・儀礼的なものであり、天皇は、政治に介入する国政行為を行うことはできない。
以上が、中学歴史「覚えておきたい歴代天皇陛下」まとめとなります。
コメント