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中学地理「ブラジルのポイントまとめ」

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中学地理の「ブラジル」のポイントについてまとめています。ブラジルは、世界最大の流域面積をほこるアマゾン川が流れ、セルバが生い茂ります。また農業国から工業国への転換に成功し、BRICsの一員で日系人も活躍しています。

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ブラジルの概要

ブラジルの概要図解
ブラジルは南アメリカ大陸の中で、面積・人口ともに最大の国。

東は大西洋に面し、西はアンデス山中にあるペルー、ボリビアなどの国々に接する。北部には世界最大の流域面積を有するアマゾン川が流れ、その流域のアマゾン盆地にはセルバとよばれる熱帯雨林が生い茂っている。中央部から南部にかけてはブラジル高原が広がり、その南部にはカンポとよばれるやや乾燥した熱帯性の草原が広がる。

気候は、北部は熱帯、南部は温帯に属する。

ブラジルでは、16世紀初頭ごろからポルトガル人の入植が始まり、後にその植民地となった。その影響で、中南米の国では唯一、ポルトガル語が公用語となっている。

ブラジルの産業

ブラジルでは、古くからプランテーション(大農園)でコーヒー豆とさとうきびの栽培が行われてきた。かつてブラジルの農業は、これらの農作物の生産にたよるモノカルチャー(単一栽培)であったが、近年は、綿花、大豆、小麦、とうもろこしなど、農業の多角化が進んでいる。

ブラジルは、鉱産資源にめぐまれた国で、鉄鉱石やボーキサイトなどの生産量は世界有数である。これらの資源と豊富な水力発電によるエネルギー資源、安価な労働力を活用して、外国資本の誘致に積極的に取り組んだ。

その結果、自動車工業、造船業、鉄鋼業が発達し、工業国への転換を果たし、BRICsの構成国の1つとなった。

ブラジルの人種

人種では、ポルトガル系の白人が最も多い。また、白人と黒人の混血(ムラート)、黒人、アジア系なども多く、それぞれの人種が分け隔てなく入り交じって生活する「人種のるつぼ」である。

日本人も明治時代以降、多く移住しており、サンパウロにはその子孫である日系人が多く住む。しかし、貧富の差が激しく、リオデジャネイロなどの都市部にはスラムが広がり、ストリートチルドレンなどの問題がある。

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