高校入試対策・地理の「本初子午線が通る国」についてまとめています。地球儀や地図帳を開くと目にする、東経と西経を分ける基準となる「本初子午線」。この想像上の線は、地球の時刻や位置を測る上で重要な役割を果たしています。本初子午線が通る場所を知ることは、地理を学ぶ上で欠かせない基本の一つです。
この記事では、中学地理でよく扱われる「本初子午線が通る国」についてわかりやすく解説します。それぞれの国の特徴や、子午線がどのように位置しているのかを具体的に見ていきましょう。地図を手に取りながら、世界の国々と地理の魅力を再発見してみませんか?
赤道と同じく「本初子午線」についてもよく出題される問題の1つです。作図や場所の把握を確認させる問題として問われることが多いです。
本初子午線が通る国
本初子午線は、経度0°の子午線で、ロンドンのグリニッジ天文台の子午環の位置を通ることは知っておきましょう。1884年の国際協定で全世界の経度の原点として採用されました。
- イギリス
- フランス
- スペイン
- アルジェリア
- マリ
- ブルキナ・ファソ
- トーゴ
- ガーナ
の以上となります。「イギリス」「フランス」「ガーナ」などについては特に注意が必要です。
イギリス
イギリスから産業革命が始まり、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されています。
- 国土…面積は24.3万キロ平方メートル
- 人口…約6200万人。産業革命18世紀にイギリスから産業革命が始まる。
- 北海油田…原油輸出国となるが近年は生産量が減少。
- ユーロトンネル…ドーバー海峡を通り大陸と結んでいる。
- 首都ロンドン…ニューヨークなどと並び世界を代表する金融センターとなっています。
フランス
フランスはEU最大の農業国。1958年10月にフランスの憲法が制定されて、半大統領制の共和制の国。高福祉高負担国家であるのも特徴。
- 国土面積…55.2万キロ平方メートル
- 人口…約6200万人。
- EU最大の農業国…小麦の生産量・輸出量は世界有数。
- 文化…首都パリは芸術の都。多くの観光客が訪れる。
- 原子力発電…総発電量の8割近くが原子力発電。
スペイン
- スペインはヨーロッパ南西部にある国で、首都はマドリード。
- 地中海と大西洋に面しており、美しいビーチや自然がたくさんある。
- フランスやポルトガルといった国々と国境を接している。
- スペインといえば、情熱的なフラメンコや、闘牛、サッカーが有名。
- 食べ物も魅力的で、パエリアやタパスといった料理が有名。
- スペインの街並みはとても美しく、バルセロナのサグラダ・ファミリアやセビリアのアルカサルなど、世界遺産もたくさんある。
アルジェリア
- アルジェリアはアフリカ大陸の北部に位置する国である。
- 首都はアルジェで、地中海に面している。
- 国土はアフリカ最大の広さを誇り、大部分をサハラ砂漠が占めている。
- 主要な産業は石油や天然ガスであり、これらの資源が経済の中心である。
- イスラム教が国の主要な宗教で、多くの人々がイスラム文化を大切にしている。
マリ
- マリはアフリカ大陸の西部に位置する内陸国である。
- 首都はバマコで、ニジェール川が国の中央を流れている。
- 国土の多くはサヘル地帯にあり、乾燥した気候が特徴である。
- 現在の主要な産業は農業と牧畜で、特に綿花の生産が盛んである。
- マリは、豊かな歴史と自然に恵まれた国である。
ブルキナ・ファソ
- ブルキナ・ファソはアフリカ大陸の西部に位置する内陸国である。
- 首都はワガドゥグで、公用語はフランス語である。
- 国土の多くはサバナ気候で、雨季と乾季がはっきりしている。
- 主な産業は農業で、綿花やトウモロコシなどを生産している。
- 多くの民族が住んでおり、伝統的な文化や音楽が受け継がれている。
トーゴ
- トーゴはアフリカ大陸の西部に位置する国である。
- 首都はロメで、大西洋に面している。
- 国土は細長い形をしており、北と南で気候が異なる。
- 北部はサバナ気候、南部は熱帯気候である。
- 主な産業は農業で、カカオやコーヒー、綿花の生産が盛んである。また、
ガーナ
- ガーナはアフリカ大陸の西部に位置する国である。
- 首都はアクラで、大西洋に面している。
- 気候は熱帯で、雨季と乾季がある。
- 主な産業は農業で、特にカカオの生産が世界的に有名である。また、金や石油などの資源も産出している。
- ガーナは「黄金海岸」と呼ばれた歴史を持つ、自然と資源に恵まれた国である。
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