産業革命のきっかけの国「イギリス」のまとめです。産業革命がはじまった都市であり、金融の中心都市の1つでもあります。EU離脱もあり注目されている国ですので、テストでも注視です。それでは、産業革命のきっかけの国「イギリス」についてみていきましょう。
イギリス
イギリスから産業革命が始まり、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されています。
- 国土…面積は24.3万キロ平方メートル
- 人口…約6200万人。産業革命18世紀にイギリスから産業革命が始まる。
- 北海油田…原油輸出国となるが近年は生産量が減少。
- ユーロトンネル…ドーバー海峡を通り大陸と結んでいる。
- 首都ロンドン…ニューヨークと並び世界の金融センターとなっています。
イギリスの自然
18世紀に産業革命がおこり、「世界の工場」に。世界各地を植民地支配。イギリスは、ユーラシア大陸の北西にあるグレートブリテン島とアイルランド島の北部を中心とする国で、正式国名はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国という。
国土の多くは平野や丘陵地で、 けわしい山地は一部にあるのみである。気候は、北大西洋海流と偏西風の影響を受けるため、高緯度にあるわりには温和である。
イギリスの歴史
イギリスは、16世紀ころから世界各地に進出して、世界各地に広大な植民地を形成し、「大英帝国」とよばれるまでになった。18世紀後半になると、世界に先がけて産業革命がおこり、「世界の工場」として繁栄をほしいままにした。
しかし、第二次世界大戦後は、植民地が相次いで独立し、アメリカ合衆国とソ連の台頭などによって国力は衰退した。
イギリスの産業
牧畜を中心とする農業。1970年代に北海油田の開発が進む。イギリスでは、歴史的に高度な集約的農業が進んでいるため、農業人口は就業人口の約1%に過ぎないが、穀物の自給率はほぼ100%である。寒冷少雨な気候のため、牧草地で牛や羊などを飼う牧畜が農業の中心になっている。農作物としては、おもに小麦を中心とする麦類の生産が多い。
工業では、南西部のウェールズ地方などで産出する石炭を利用して、ミッドランドのバーミンガムなどで鉄鋼業が発達した。中部のマンチェスターを中心とするランカシャー地方では、植民地だったインドなどから輸入した綿花を利用して、綿工業が発達した。
また、中東部のヨークシャー地方では、地元でとれる羊毛を使った毛織物工業が発達 している。このほか、中南部のバーミンガムや北部のスコットランド地方にあるグラスゴーでの鉄鋼業も古くから行われている。1970年代には北海油田の開発が本格化し、石油輸出国となった。
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