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中学地理「ヨーロッパ州の定期対策テスト問題及びポイントまとめ」

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中学地理「ヨーロッパ州の定期テスト過去問分析問題」です。

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【対策問題】ヨーロッパ州の定期テスト

(1)地図中のA~Eにあてはまる地形名を書きなさい。
ヨーロッパ州の地形白地図問題

(2)B川やC川は複数の国を流れるため何と呼ばれているか。

(3)地図中にXで示した暖流とYで示した風はヨーロッパの気候に大きな影響を与えている。X・Yにあてはまる語句を答えなさい。

(4)ヨーロッパの農業について、次のA~Cは説明文です。それぞれの農業名を答えなさい。
A 小麦などの畑作と家畜の飼育を組み合わせた農業
B 乳牛を飼って、乳製品を生産する農業
C 乾燥する夏にぶどうをオリーブを雨の降る冬に小麦を栽培する農業

(5)ヨーロッパの工業について、次の文の①~③の(  )にあてはまる語句を書きなさい。

(文)ヨーロッパでは、古くからドイツの( ① )などで工業が発達してきたが、近年は、( ② )やアジア諸国に対抗するため、製品の共同生産を行っている。航空機の製造では、各国で生産した部品を、フランスで組み立てている。一方で、情報機器など( ③ )産業も発達している。

(6)EUの課題としてどのようなことがあるか。「格差」という語句を使って、簡単に書きなさい。

(7)ヨーロッパ諸国がEUを結成している目的を、「アジア諸国」という語句を使って簡潔に書きなさい。

【解答】ヨーロッパ州の定期テスト

(1)
A:スカンディナヴィア
B:ライン
C:ドナウ
D:アルプス
E:地中

(2)国際河川

(3)
X:北大西洋海流
Y:偏西風

(4)
A:混合農業
B:酪農
C:地中海式農業

(5)
①ルール
②アメリカ合衆国
③先端技術

(6)地域の賃金格差などがあること。

(7)(政治や経済の面で)アジア諸国などに対抗するため。

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ヨーロッパ州の概要

ヨーロッパ州の国名・地形
ヨーロッパは、ユーラシア大陸の西に位置する。

ヨーロッパ州の地形

西は大西洋、南は地中海、北は北極海に面する。

  • 北部…スカンディナビア半島にフィヨルドが発達。
  • 中央部…フランス平原、北ドイツ平原などなだらかな平原をライン川ドナウ川といった国際河川が流れる。
  • 南部…高く険しいアルプス山脈、ピレネー山脈が連なる

ヨーロッパ州の気候

温帯が広がる北部や内陸部は冷帯(亜寒帯)

  • 北西部…沿岸を流れる暖流の北大西洋海流と偏西風の影響で高緯度のわりには温暖な西岸海洋性気候。
  • 南部…地中海沿岸は、夏は高温で乾燥し、冬にやや降水量が多い地中海性気候。
  • 高緯度な内陸部・スカンディナビア半島北部…針葉樹林タイガが広がる熱帯亜寒帯気候

ヨーロッパ州の民族・宗教

宗教はキリスト教が中心

  • ラテン系民族…南部に分布。カトリックが多い
  • ゲルマン系民族…北部・西部に分布。プロテスタントが多い。
  • スラブ系民族…東部に分布。正教会が多い。
    独自の言語、民族、宗教を中心に国が成り立っている。

ヨーロッパ州の産業

自然・環境に合わせて、産業発達している。

  • 混合農業…北部・西部では穀物・飼料作物の栽培と家畜の飼育を組み合わせた混合農業が発達。
  • 地中海式農業…地中海沿岸では夏はオリーブ、ぶどうなどの果樹。冬は小麦を栽培する地中海式農業を行う。
  • 工業…イギリスで産業革命が始まる。現在、工業の中心は臨海部。

EU(ヨーロッパ連合)

EU(ヨーロッパ連合)…1958年EEC発足。1993年にEUに。本部はベルギーのブリュッセル。

●EUの政策

  • 人・もの・資本の移動の自由化、貿易の自由化。
  • 製品の規格や仕事の資格の共通化

●ユーロ
共通通貨であるユーロを1999年から導入。2002年一般に流通。2011年11月現在EU加盟国のうち17国が導入。

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EUの政策

EUは、加盟国間(域内)での人や物、お金の移動を自由にするため、域内での関税を撤廃した。また、1999年には 一部の国をのぞいて共通通貨ユーロを導入した。2002年からはユーロの紙幣と硬貨が一般に流通するようになり、導入国では、独自の通貨が廃止された。また、農業の面でもEUの国々以外から輸入される農作物に高い税金をかけている。

EUの課題

経済格差の問題があり、加盟国のGDPやGNIには大きな差がある。EUは経済統合だけでなく、政治の統合や共通の安全保障政策も進めている。

具体的には、近年発展の遅れている東ヨーロッパ諸国の加盟が進んだことで、経済的に豊かな西ヨーロッパ諸国との間で経済差があり、経済活動からとらえた国内総生産(GDP)や国民の所得からとらえた国民総所得 (GNI)には加盟国間で大きな差がある。

ヨーロッパの統合への歴史

ヨーロッパ連合(EU)を結成し、ヨーロッパの統合を進めました。歴史的に対立や戦争を繰り返してきたヨーロッパでは、以前から国際的な協調を求める声があった。

20世紀に入ると、2度の世界大戦の発端となったことへの反省や第二次世界大戦後、アメリカ合衆国とソ連を中心とする冷戦構造下でその地位が低下したことに危機感をもったことなどによって、ヨーロッパの統合を模索するようになった。

1948年に成立したベルギー・オランダ・ ルクセンブルクのベネルクス3国の関税同盟を母体として、これにフランス、西ドイツ、イタリアが加わってヨーロッパ経済共同体(EEC)を結成し、1967年にはヨーロッパ共同体(EC)に発展した。

ECはその後、イギリスなどの加盟国を増やし、1993年に発効したマーストリヒト条約によって、ヨーロッパ連合(EU)が発足した。当初EU加盟国は12か国だったが、現在では28か国に拡大し、今後 もさらに加盟国が増える見込みである。

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