中1理科「密度の計算問題・密度に関するテストによく出る対策問題」です。
【問題】密度の定期テスト対策問題
【問1】ポリエチレンの袋に少量のエタノールを入れ、空気をぬいてから口を閉じた。次に、図のように、この袋に熱い湯をかけたところ、袋は大きくふくらんだ。これについて、次の問いに答えなさい。
(1) 図で、ポリエチレンの袋が大きくふくらんだとき、エタノールの粒子の数やようすはどのようになったか。次のア~エから1つ選びなさい。
ア 粒子の数がふえ、粒子の間隔が広がった。
イ 粒子の数がふえたが、粒子の間隔は変わらなかった。
ウ 粒子の数は変わらなかったが、粒子の間隔が広がった。
エ 粒子の数は変わらなかったが、粒子が小さく集まった。
(2) 袋が大きくふくらんだとき、質量と体積はどうなったか答えなさい。
(3)(2)のとき、エタノールの密度の大きさは、図のときと比べてどうなったか答えなさい。
(4) 袋が大きくふくらんだあと、そのまま室温で放置すると、袋はどうなるか答えなさい。
【問2】次の問いに答えよ。ただし、( )には適語を入れよ。
- 物質1cm3あたりの質量のことを( )という。
- 水は1g/cm3である。この値よりも大きい物質は水の中に入れた場合は( )。
- 物質の質量は温度が変化すると、「変わる」か「変わらない」のどちらか。
- 物質の体積は温度が変化すると、「変わる」か「変わらない」のどちらか。
- 物質の密度は温度が変化すると、「変わる」か「変わらない」のどちらか。
- 同じ物質の場合、液体と気体では、どちらの密度が大きいか。
- 水と氷では、どちらの密度が大きいか。
- 水に浮く物質は、水よりも密度が、「大きい」か「小さい」のどちらか。
- 質量が54gで体積が20cm3の、物質の密度を求めよ。
- 測定した値と正しい値との差を何というか。
【問3】次の問いに答えなさい。
- 密度は普通、物質何cm³あたりの質量で表すか。
- 密度が1.0g/cm³の液体と2.0g/cm³の液体を混ぜると、下に行くのはどちらか。
- 質量200gで体積が50cm³の物体の密度を単位ととともに答えよ。
- 密度が2.5g/cm³で体積が20cm³の物体の質量は何gか。
- 密度が2.5g/cm³で質量が20gの物体の体積は何cm³か。
【ポイント】密度の求め方
- 密度[g/cm³]=質量[g]÷体積[cm³]
<例>
質量が100gで体積が50cm³の物体があれば、その物質の密度は、
100g ÷ 50cm³ = 2.0g/cm³になります。
密度の性質
- 物質1cm³あたりの質量
- 単位はg/cm³ ※気体の場合はg/L
- 密度は物質により決まっている
- 密度が大きいものは下、小さいものは上に移動する
密度の計算パターン
- 質量[g]と体積[cm³]から密度[g/cm³]を求める
- 密度[g/cm³]と体積[cm³]から質量[g]を求める
- 密度[g/cm³]と質量[g]から体積[cm³]を求める
【解答】密度の定期テスト対策問題
【問1】
(1) ウ
物質をつくっている粒子は気体になると、粒子と粒子の間が広がる。状態変化では粒子の数は変わらない。
(2) 質量…変わらなかった。体積・・・大きくなった。
(3) 小さくなった。
密度は、単位体積あたりの質量の大きさである。同じ物資でも、状態変化によって体積が変化すれば、密度も変化する。エタノールが液体から気体に状態変化すると、体積は大きくなるが、質量は変化しないので、密度は小さくなる。
(4) しぼむ。
【問2】
- 密度
- 沈む
- 変わらない
- 変わる
- 変わる
- 液体
- 水
- 小さい
- 2.7g/cm3
- 誤差
【問3】
- 1cm³
- 2.0g/cm³の液体
- 4.0g/cm³
- 50g
- 8.0cm³
コメント